テレビ朝日の木曜夜8時枠を22年間支えてきた沢口靖子主演の人気ドラマ「科捜研の女」が、今シーズンをもって打ち切りになると10月21日発売の「女性セブン」が報じた。
記事によると、ドラマの低迷が原因ではなく、ドラマ枠自体がなくなるのだとか。番組の視聴率は2ケタをキープしているものの、世代的には高齢者が多く、スポンサー受けがあまりよくないというのだ。また、同局は今年4月、“これからは19~49歳のファミリー層に働きかける” との方針を固め、若者受けするお笑い芸人を起用した番組作りにシフトしてきたという。その流れにあって、「科捜研の女」も例外ではいられなくなったようだ。
しかし、芸能記者は「打ち切りの噂は聞いていましたが、今シーズンはCMスポンサー3社が同ドラマとコラボした特別編を流しています。そのうち2社は、沢口が長年起用されている菓子メーカーと基礎化粧品。今回は9月3日から公開された映画を記念してとのことでしたが、ドラマ継続する証かとも思っていたのですが‥‥」と首をかしげる。となると、記事にあるように、“現代劇をわざわざ京都で撮るのは経費が掛かる”ということが、打ち切りの大きな要因なのかもしれない。
「功労者である沢口には、なんらかの形で別枠が用意されるのではないかと思われます。テレビ朝日には、これまで17回にわたって放送されてきた『鉄道捜査官シリーズ』(テレビ朝日系)や、昨年8月に放送され、シリーズ化を望む声もあがっていたという『お花のセンセイ』など、沢口主演作品がありますからね」(テレビ誌ライター)
局の方針で、科捜研の榊マリコに会えないのは残念だが、あらたな役でのシリーズ化に期待したい。