俳優の勝地涼は小学6年生だった98年に、ジャニーズ事務所のオーディションを受けている。影響を受けたのは、タッキーこと滝沢秀明を中心としたジャニーズJr.のバラエティ番組「8時だJ」(テレビ朝日系)だった。
履歴書を送り、書類審査を突破。東京・渋谷にあるNHK本社のリハーサル室で開かれたオーディションに参加して、鏡を拭いていたおじさんことジャニー喜多川氏と対面している。最前列でダンスを披露してやる気を見せるも、落選。ところが翌99年に芸能界入りしている。きっかけは、KinKi Kidsの堂本光一だった。
「勝地の実家は都内の自由が丘で生花店『Buriki no zyoro 自由が丘』を経営していて、さまざまな番組や雑誌、イベントの撮影場所として使われてきました。そのうちのひとつが、光一と瀬戸朝香の主演ドラマ『P.S. 元気です、俊平』(TBS系)。見学していた勝地を偶然、瀬戸の所属事務所(フォスター)の関係者がスカウトしたのです」(週刊誌記者)
事務所には14歳で所属。現在は、系列会社の「フォスター・プラス」に在籍している。
この生花店は、ジャニーズタレントの間でも有名。NEWSの加藤シゲアキはアイドル雑誌「Myojo」の連載で、関ジャニ∞の丸山隆平と訪問している。
勝地と加藤は親友で、一時期は同じマンションに住んでいたほど。互いのプライベートを知り尽くしており、加藤は勝地が前田敦子と真剣交際・結婚していた時期はあえて距離を取っていた。一途すぎる性格を知っているため、見守る立場を貫いたのだ。夫婦は今年4月、およそ3年におよぶ結婚生活にピリオドを打っている。
「店にはKis-My-Ft2、A.B.C-Zも訪れていることを、勝地は経営者のお母さんから聞いています。ちなみに、勝地がジャニーズオーディションに受かっていたら、同期はキスマイの藤ヶ谷太輔になっていたそうです」(前出・週刊誌記者)
俳優として成功して、結婚と離婚を経験した勝地。もしジャニーズアイドルになっていたら経験できなかったであろう男としての波乱万丈。不合格はムダではなかったか。
(北村ともこ)