お笑いコンビ・かまいたちが2月22日、公式YouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」を更新。濱家隆一がかつて手がけた居酒屋を、1年も経たずに閉店させた失態について語った。
動画は「【飲食店経営】かまいたち濱家が手掛けた居酒屋で失敗した経緯を全て話します!」と題して公開。同チャンネルの好評企画「先生シリーズ」の1本として濱家が「飲食店経営失敗先生」として講義を行った。
冒頭で山内健司は「今、(宮迫博之の)牛宮城が騒がれてますけど、その遙か昔にね、騒がれた伝説の居酒屋ですね」とイジり、濱家も「すごい小規模で」「渋谷の一等地とかじゃなくて、大阪の端っこでやってた居酒屋なんですけどね」と回顧。濱家によると12年にオープンさせた居酒屋「めしざかや はまいえ」は当時、濱家がよく通っていた居酒屋の2階が空いたため、オーナーから「ちょっとなんかやってみいひん? 遊び程度でいいからどう?」と誘われたことが始めるきっかけだったという。
実態は濱家が直接経営に参加するのではなく「名前貸しみたいなところもあった」というが、バイトにはミルクボーイの駒場孝など人気のある後輩芸人たちが働いていたため、客がほぼファンで埋まるなど盛況だったという。しかし、濱家はファンが来店することについて「全然いいんですけど」としつつも「飲まないね‥‥ファンの子」と小声でポツリ。満席にはなるが「飲まない、食べない」ということで、中にはカルピス1杯で2時間粘る客もいたという。
その結果、売り上げは低迷。そのため、オーナーは起死回生の一手としてチケット制を導入することに。これは来店時に必ず1枚100円で計2000円分のチケットを購入してもらい、そこから支払いをするというシステム。余ったチケットは次回も使えるが、来店するたびに2000円分のチケットを購入する必要があったため、「別に変なことではないんですけど、これが評判よくなかった」と明かし、閉店につながったことを示唆した。
濱家は総括として「結局芸人が本職のとこに手を出していいもんではなかった」と反省。オーナーにも「すみません、ちょっとなめてました」と頭を下げて、10カ月ほどで店をたたんだことを明かした。
濱家は最後に「今なんかちょっと多様化の時代に、芸人も飲食店ちょっとやったろうかいなと思ってるような若手はやめときなさい。芸に邁進しなさい」と締めくくった。
ネット上では《某宮迫さん宛かな?》《宮迫にも刺さるね》《宮迫くんに言ってあげたほうがいいね》など宮迫博之と絡める声が続出。
「濱家は動画の中で、芸人が飲食店経営をすることについて反対なのはあくまで『俺より下の若手の芸人に向けて言っています』と断りを入れていましたが、やはり、宮迫博之がプロデュースする焼肉店・牛宮城を思い出す人が多かったようです。
その牛宮城は当初、昨年11月にオープン予定でしたが、紆余曲折を経て、今年3月1日にオープン。宮迫も2月24日に自身のYouTubeチャンネルで店の完成を報告していました。しかし、経営を不安視する声は現在も減っていません」(芸能記者)
濱家の居酒屋のようにならなければよいが。
(柏原廉)