失恋したときに次の恋へ向かうための“すっぱいブドウの理論”とは?

 人間の性質は、大きく2つに分かれます。内向的なタイプと外交的なタイプです。内向的なタイプは「内罰的」といって、自分を責める人が多いです。一方、外交的な人には「外罰的」な人が多く、トラブルを他人のせいにしがちです。失恋したとき、より苦しんで立ち直れないタイプの人には内罰的な人が多いです。

「あのとき私があんなことをしてあんなことを言ったからフラれたのだ」「私には他の人みたいな魅力がないからダメだったのだ」「学歴も家柄も普通かそれ以下だから男性から選ばれなかったのだ」「美人じゃないから彼は一緒に歩くのが嫌だったのかもしれない」

 内罰的な人は、失恋するとよくもまあそんなに浮かぶものだというくらいに、自分のマイナス点を思い浮かべては嘆き、悲しみ、落ち込む日々が続きます。

 他人を責めないという点では本当にいい性格なのですが、なんせ自分を責めてばかりで悲しみは深まるばかり。自分のせいではないことまで自分のせいと思い込むので、精神的にはかなりのダメージが続きます。自己肯定感を高める普通の手段が効かないケースも出てきます。

 こんなタイプの人にオススメしたいのは、失恋の原因を誰かのせい、何かのせいにしてしまうことです。本来は、このように他罰的になると、憎しみや恨みが固定化してしまって性格が歪む可能性もありますので、意識的にそうすることはあまりオススメではありません。でも、あまりに内罰的な人の場合は事情が異なります。

「私は何も悪くない。彼が悪かったのだ」「彼はどうせ私には釣り合わない」「たいしたオトコではなかったのだ」など、少しはこう思うほうが得策です。

 この思考方法を心理学では“すっぱいブドウの理論”といいます。自分には手に入らなかったブドウは、どうせ美味しいブドウではなかったのだと自分に言い聞かせることで、上手に諦め、区切りをつけていく方法です。

 終わった恋には上手に区切りをつけ、あなたはあなたに魅力があるのだと自己肯定し、次の恋のステップへ進んでくださいね。だって、あなたは悪くないのですから。あなたの魅力に気付かなかった彼のほうが悪いのですから。何日間は、この価値観で過ごし、元気を取り戻しましょう。

安藤房子(あんどうふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中。

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