体脂肪を効率よく燃焼させるためにも、エネルギー消費に欠かせない筋肉を育てるためにも、「運動」は重要です。さらに、ダイエット効率を高めるには、運動するタイミングにも注目したいものです。次のようなタイミングを意識すると、脂肪を撃退しやすくなりますよ。
■朝
朝の運動は、体内の働きを活性化させて代謝を高める効果が期待できます。ラジオ体操やストレッチ、簡単な筋トレなどで体内を目覚めさせ、運動機能を高めておきましょう。朝のうちに体を運動モードに変えておくとその後の運動効率が高まり、消費できるエネルギー量を増やすことにもつながります。
■空腹時
空腹時は、体内の糖質(エネルギー源)が少ないタイミング。そのため、体脂肪を分解してエネルギーへと変換させやすくなります。このタイミングでは、ウォーキングや軽めのジョギング、エクササイズなどの有酸素運動を取り入れるのがオススメ。ただし、エネルギーが不足し過ぎて低血糖に陥ると不調の原因になりますから、必要に応じてフルーツや飴などでエネルギー補給を行いましょう。お腹が空き過ぎているタイミングでは、無理に運動をするのは避けましょう。
■食後すぐ
血糖値の急上昇は体内に脂肪を蓄えやすくなるため、できるだけ防ぎたいもの。食事でエネルギー源を摂取すると血糖値は上昇しますから、食後、血糖値が上昇しきる前に行う運動はオススメです。ただし、食後に負荷の高い運動をすると不調を起こす可能性がありますから、無理なくできる運動を選びましょう。階段昇降や早足でのウォーキングなど、胃腸が痛くならず息切れしない程度の運動を20~30分行うのが目安です。
効率よく体脂肪を燃焼させるためには、ある程度の負荷は役立ちますが無理は禁物です。苦しいと感じる場合は無理をせず、体調のよいタイミングで体を動かしましょう。心地よい運動で体内を活性化し、ダイエット効率を高めてくださいね。
(Nao Kiyota)