女優・のんが主演を務め(当時は「能年玲奈」名で出演)、4月3日からNHK BSプレミアム、BS4Kで再放送されているNHK朝ドラ「あまちゃん」。再放送にもかかわらず、たびたびネットでは劇中に飛び出すワードがトレンド入りするなど、コンテンツ力の強さを見せている。4月21日放送回では、3月末に最終回を迎えたNHK朝ドラ「舞いあがれ!」ファンが盛り上がるような展開を見せた。
この日の放送は、主人公のアキ(のん)が、母親の春子(小泉今日子)の実家で“隠し部屋”を発見。その部屋は春子が家出をする1984年当時のまま残されており、壁にはその時代に活躍したアイドルのポスターやレコードジャケットなどが至る所に飾られていた。そこにナレーションで84年は「チェック柄の変な髪型の若者たち」のチェッカーズ、「肩パッドの男」の吉川晃司などが流行した時代だったと紹介。さらに過去映像で「原宿で踊り狂う人」として一世風靡セピア時代の哀川翔の姿なども流された。
その中で、「肩パッドの男」の吉川と「原宿で踊り狂う人」の哀川はともに「舞いあがれ!」に、それぞれ航空学校の鬼教官、長崎・五島列島の船大工として出演していたため、ファンが反応。「肩パッドの男と一世風靡セピアが後の『舞いあがれ!』に出るとは」「肩パッドの男、大河内教官キター」「肩パットの男に一世風靡セピア、『舞いあがれ』は1984年のタイムカプセルを開封したような」などSNSを中心に盛り上がりを見せたのだった。
「劇中で吉川晃司は『肩パッドの男』と紹介されていましたが、実は当時、肩パッドを入れておらず“自肩”だったことを本人が19年に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で明かしています。吉川は学生時代、水球をやっていたため体格がよく、肩幅も広かったため『肩パッドが入っている』と誤解されていたとか」(芸能記者)
ネット上でも「肩パッドではなく、自前の肩だったと思う」といった声がチラホラ。あまちゃん再放送によって、改めて吉川の肩について誤解が解けるだろうか。
(柏原廉)