梅雨になると、湿気が増えるのでカビや雑菌が気になりますよね。とくに注意したいのが、お弁当による食中毒です。注意したいポイントをみていきましょう。
■なぜ梅雨時期にお弁当のおかずは傷みやすいの?
梅雨時、ごはんやおかずを温かいまま詰めると弁当箱内で結露して上ぶたの内側などに水滴がつくため、雑菌がより繁殖しやすくなります。そのため、ご飯もおかずもしっかり冷ましてから詰めることが重要です。また、包丁やまな板、手指などの雑菌にも注意しましょう。汚れたまま、お弁当のおかずや容器に触れないようにしなければなりません。
■梅雨時期のお弁当に避けたいおかず
とくに雑菌が繁殖しやすくなる、次のようなおかずは避けたほうがいいでしょう。
●生野菜……梅雨時期から夏場にかけて、お弁当に入れるおかずはすべて加熱調理が基本。水気の多い生野菜は避けましょう。彩りのためにプチトマトなどを入れる際には、へたをとってキッチンペーパーで水気をよく拭き取ってから入れるといいようです。
●半熟卵……卵には食中毒の原因となるサルモネラ菌が付着していることがあるため、ゆで卵も卵焼きも必ず完全に火を通しましょう。半熟状態はNGです。
●煮物……かぼちゃの煮物や筑前煮などはお弁当のおかずの定番ですが、水分が多く時間が経つと食中毒菌が繁殖する可能性があります。どうしても入れたい場合は、水分をしっかり飛ばすか味付けを濃くするかして対処しましょう。
食材や調理おかずが傷みやすい梅雨の時期、くれぐれも気を付けてくださいね。