お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が7月29日、朝の情報バラエティ「あさパラS」(読売テレビ)に出演。元卓球日本代表・福原愛の元夫・江宏傑氏が7月27日に開いた会見について批判を行ったところ、ネット上では反発が起きているようだ。
7月27日に江氏が福原に対し、日本の裁判所で下された審判に基づき、長男を引き渡すように訴える会見を開いたことについて、井上は「正直、元旦那さま、会見までせなあかんか、という話なんですよね」と切り出し、「夫婦内で解決せえよと思ってまうし、会見するぐらいのことをしてしまう旦那さんやったら、『今まで何もしてこなかったんかな?』って勝手にちょっと思っちゃいますよね」と江氏の行動に疑問を呈しつつ批判した。
しかし、ネット上では「夫婦間で話し合い出来ないからこうなったわけで」「何もしてこなかったわけないじゃん」「東京の裁判所に申し立てもしてるし、経緯知らないなら黙っとけよ」など井上への反論が殺到した。
「井上の発言は江氏の住む台湾でも報じられ、炎上状態となっています。実際に、江氏がいきなり会見を開いたということはなく、今年の4月に江氏はインスタグラムで福原に連れ去られ、会えなくなった長男への思いを綴り、その直後から法的措置を取り始めています。会見を開くまでに到った理由については、福原が引き渡しに応じなかったというのもあるでしょうが、“ハーグ条約”とのかねあいもあるように思われます」(週刊誌記者)
ハーグ条約とは、国境を越えた子供の連れ去り事案などを解決する枠組みとして締結されたもので、加盟している国同士であれば、裁判所に申し立てれば迅速な判断がなされて返還へと進むことができる条約だ。現在は103カ国が締結。日本は14年4月に締結しているが、台湾は未締結となっている。
「台湾は未締結のため、今回の件でハーグ条約は適用されません。そうなると、引き渡しがずるずると引き延ばされてしまう可能性も出てきます。それを抑止するための世論喚起、問題提起の意味で江氏は会見したとも言えます。つまり、夫婦内の問題を超えた国際問題になりつつある、ということです」(前出・週刊誌記者)
井上が批判されるのもやむなしか。
(柏原廉)