何かをされたわけでもないのに、何となく「この人苦手だな」とか「なんか無理」と感じた経験ってありませんか?
そういう人と一緒に仕事などをしなければならないのって、とても苦痛ですよね。そこで今回は、何となく苦手と感じてしまう理由と、そんな人とも仲良くなれてしまうコツを紹介していきましょう。
■自分と似ているから嫌ってしまう?
理由がないのに「何となく嫌い」と感じるのは“同族嫌悪”という感情かもしれません。これは、自分と似た人を嫌う傾向のことをいいます。もし、嫌いな理由が分からないなら、自分と似ているところはないか、一度チェックしてみましょう。
例えば、時間にルーズな面があったり、やると言ったことを後回しにしがちだったり。似ている部分があると、相手に自分の姿を“投影”してしまうのです。
■苦手な人と上手く付き合うには?
同族嫌悪で相手のことを苦手と感じているのなら、まずは相手と自分が似ていることを受け入れてしまいましょう。「自分はこんな人じゃない」と拒否してしまうと、相手への苦手意識はどんどん強くなってしまうからです。
次に、相手を見ながら自分の直したい部分を探し、自己改善の努力をしましょう。相手の嫌いな部分は、あなたが心の中で変わりたいと思っている部分とも言えます。ですから、相手を客観的に見つつ、「こういう場面では○○はしたくないな」と成長のためのヒントにするといいですよ。
苦手な人とは無理に付き合う必要はありません。ただし、仕事などでどうしても長い時間一緒にいなければならないこともあるでしょう。その場合は、あまり相手のことを考え過ぎないように適度な距離を保ち、観察する対象としてみると少しは嫌悪感がなくなるはずですよ。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。