12月8日放送の「あさイチ」(NHK)で、同局が放送する大河ドラマ「真田丸」にかこつけた「草刈正雄まつり」が開催された。このキャッチフレーズは番組MCである有働由美子アナがみずから名付けたもので、有働アナと草刈が「大人のデート」と称して大阪各所を練り歩きレポートした。
「草刈とのデートの余韻が冷めていないからなのか、有働アナは番組冒頭から『今、いちばん惚れてる男と大人の旅してきた~』とはしゃいだほど。しかし有働アナがはしゃいでいたのもうなずけるほど、草刈の気さくでマイペースな素顔がよくわかり、実に楽しい企画でした。草刈は大河ドラマで見せた『味よしの瓜』をひと節、有働アナの前で言ってみせて喜ばせたかと思うと、アメリカ村の店舗から突然現れた長女の紅蘭に『あへ!』と声を出して驚き、パパの顔になって買い物をしたり、皮を張る前の大きな和太鼓の中に長い脚を折って潜り込み、『なんか落ち着く』と笑顔を見せたりと、とにかく視聴者の斜め上を行く行動力とコメントを見せてくれました」(テレビ誌ライター)
「真田丸」をきっかけに注目を集めている草刈だが、30代半ばから数年は「仕事が激減して氷河期だった」「それでも腐らず役者にしがみついてきた」という不遇の時代があったという。そんな草刈の不屈の役者魂が、今の活躍をもたらしたと言えそうだ。