PTSD(心的外傷後ストレス障害)との闘病を公表している元フジテレビアナウンサーでタレントの渡邊渚が新たな一歩を踏み出した。
1月29日、渡邊のフォトエッセイ「透明を満たす」が発売。5万字を超えるエッセイと80ページの撮り下ろしカットで構成されている。帯に「病や逆境があったって、私は人生を諦めない」と記された同書についてテレビ関係者が語る。
「売れに売れているようで、発売当日の夜に都内の書店で買おうとしたところ在庫切れ。電子書籍で購入しました。グラビア部分の完成度の高さもさることながら、一昨年7月に療養を余儀なくされた彼女の切実な思いが綴られていて、単なるタレント本とは一線を画す充実の内容でした。文章の表現力も素晴らしかったですね」
通販サイトのレビューでも絶賛で溢れている同書。
「これだけのものを書けるなら、今後はエッセイストとしての仕事が急増するはず。次作のオファーも複数の出版社から殺到するでしょう」(前出・テレビ関係者)
メディア展開の可能性についても、同関係者はこう指摘する。
「まだ刊行したばかりで、気の早い話かもしれませんが、このエッセイが映画化されるのは間違いないのではないか。映画の原作としてだけではなく、彼女自身が出演するドキュメンタリー作品としての可能性も感じました」
PTSDと闘う渡邊による渾身の一冊であった。
(塚原真弓)