2月2日放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第5話「蔦に唐丸因果の蔓」で渡邉斗翔演じる唐丸がのちの東洲斎写楽であることが「ほぼ確定」した。
唐丸の前に現れた“向こう傷の男”(高木勝也)は、どうやら蔦重(横浜流星)と出会う前の唐丸のことを知っていそうだが、そのことで唐丸を脅し、蔦重が働く「蔦屋」から金を盗んでこいと執拗に迫る。唐丸はある晩、蔦屋の銭函を盗んで“向こう傷の男”に持っていくが、その男とともに川に身を投げる。
“向こう傷の男”は土左衛門となって発見されるが、唐丸の行方はわからない。唐丸の生死さえわからず悲しむ蔦重に、花の井(小芝風花)は「真(真実)のことがわからないのなら楽しいことを考える。それがわっちらの流儀だろう?」と声をかけ、蔦重を励ます。すると蔦重は、唐丸がいつかふらっと自分のもとに帰ってきたら、「オレはあいつを謎の絵師として売り出す」と語ったことから、ネット上には視聴者から、「これはもう唐丸=写楽だよね?」「唐丸はいったん退場して、大きくなってからふらっと蔦重の前に現れて東洲斎写楽になるのね」「完全に唐丸が写楽だとフラグが立った!」といった声があふれている。
すでにアナウンスされている、これから今作に登場する絵師の名前とその役を演じる役者の名前を列挙してみると、喜多川歌麿(染谷将太)、勝川春章(前野朋哉)、山東京伝(古川雄大)、恋川春町(岡山天音)、鳥山石燕(片岡鶴太郎)とある。必然、写楽を演じるのが誰か、どうしたって気になってしまう。
活動期間は短いのに残した作品数は多いとされている謎多き絵師・写楽。だが、一説では阿波蜂須賀家のお抱え能役者・斎藤十郎兵衛だと言われている。もしもこの説を脚本の森下佳子氏が採用するなら、尾上右近あたりが写楽を演じそうだなと、勝手に目星をつけている。
(森山いま)