2月12日、KAT-TUNがファンクラブ向けの公式サイトで亀梨和也の所属事務所退所、グループ解散を発表した。亀梨が脱退を申し出たことがきっかけとみられ、亀梨はSTARTO ENTERTAINMENTを退所し、上田竜也と中丸雄一はソロで同事務所と契約を続行。トリオで活動するのは、3月31日までだ。
「ついに発表に至りましたね。現場では昨年から、近々ドーム級のグループが解散するという噂が立っていました。昨年の“中丸スキャンダル”でいったん保留されたようですが、結論は覆らなかった」と話すのは、アイドル雑誌の古参ライター。
中丸は昨年8月初旬、庶民的なビジネスホテルで知られるアパホテルで女子大生と密会した姿を「週刊文春」に撮られ、芸能活動を無期限謹慎。元日本テレビのフリーアナ・笹崎里菜との新婚生活中に、路上でナンパした女子大生に猛アプローチして、アパホテルに呼び出したとあって、KAT-TUNファンのみならず衝撃が走った。
3人はこの頃すでに、それぞれが納得できる最終地点を模索中。ファンを悲しませない最良のエンディングプランも練られていたが、中丸の密会報道が横やりとなってすべてが白紙に。皮肉にも、亀梨の脱退を後押しする結果につながった。
解散までのおよそ1カ月間で、KAT-TUNの偉大なる歴史を築いた東京ドームやアリーナツアーといった大規模ライブは実現不可。それでもファンと交流できる場はもうける予定で、結成25周年で幕を下ろす。
STARTO社からは昨年だけで、元KinKi Kids（現・DOMOTO）の堂本剛、嵐の松本潤、中山優馬が退所。解散では2016年のSMAP、18年のタッキー＆翼、21年のV6に続き、この間に少年隊と嵐が無期活動休止に入っている。同世代の面々による新たな船出に、亀梨が刺激を受けたことは想像に難くない。
「ソロ活動での挑戦、海外進出の野望を抱いたのは、メンバーで解散に向けた話し合いをするもっと前から。親友・山下智久さんの跳躍が、悩む男の背中を押したのです。亀と山Pといえば、ジャニーズJr.（現・ジュニア）時代に出会ってもう30年を超える仲。アイドルデュオ『修二と彰』としても活動し、私生活でも家族ぐるみの交流でしたが、山PはNEWSを脱退、ソロ活動、事務所も辞めて、海外進出で大成功を収めた。40歳という節目が見えた亀梨さんが、人生最大の賭けに出るのは自然の流れでした」（前出・古参ライター）
2月15日には、解散報道後初のラジオとなる「KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT」（NACK5）が放送される。続く23日には39歳の誕生日を迎え、最後の30代となる。亀梨にとっては是が非でも飛躍しなければならない2025年。ラジオで何を話すかが気になるところだ。
（北村ともこ）
