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2025/02/20 07:14

精神科医がズバッと回答「ストレス育児からの解放」【8】青信号をすぐ渡ろうとした息子を注意したら言うことを聞かなくなった

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2025/02/20 07:14

Q:4歳の息子と2歳の娘のママです。買い物は2人の子供を連れて行っています。娘はしっかり歩けるようになったのが嬉しいのか、ベビーカーに乗るのをイヤがるようになりました。結果、ベビーカーを押しながら娘と手をつなぎ、息子にはベビーカーの一部を握らせ、歩いています。先日、横断歩道の前で信号が青になったら、息子はベビーカーから手を放し、先に渡ろうとしたので「行っちゃダメ」と注意したら、ふてくさてしまいました。その後も言うことを聞いてくれません。どう、息子を扱ったらいいのか、わからなくなってしまいました。

A:「子どもをどう育てたらいいかわからない」そんなふうに、ほとんどの親御さんは、育児に悩みを抱える時期を必ず迎えます。それは、一度や二度ではないでしょう。乳幼児期には、泣きやまない、いつまでもぐずって眠ってくれない、ごはんをちゃんと食べてくれないなどなど、親御さんの悩みは尽きません。

 慣れない育児に戸惑い、子どもに振り回されてストレスを溜め込み、“ダメな母親だ”と自分を責めて落ち込み、軽いうつ状態で来診する患者さんも少なくありません。

 さて、今回のケースで、息子はどのように考えて行動しているのか考えてみましょう。彼にとっては「目的地はわかっている」→「信号は青だ」→「青だから渡れる」→「だから行こう」。それなのに叱られてしまい、「青なのにどうしてダメなの」と考えて混乱し、お母さんがどうして怒っているのかわかりません。

お母さんの気持ちとしては「危ないから先にひとりで行かないで待っていてほしい」です。でも、言葉として発したのは「行っちゃダメ」の一言でした。これでは子どもには伝わりません。

人はよく「思っていることは言葉にしてくれなきゃわからない」といいます。その通りなのです。エスパーのように以心伝心とはいきません。まして、言葉を覚えたての小さな子どもなら、きちんと説明しなければ理解できません。逆に、きちんと説明すれば理解できるのです。

 育児に悩む方が来診した時に、私が必ずたずねる質問があります。

 それは子供に対し「あなたのパパ、ママが私でよかったね、と思えるかどうかを考えてみてください」という内容です。自分たちのもとに生まれてきて、私たちに育てられるこの子は幸せだ、と思えるかどうかを考えてみてください。

 対峙している相手が自分といて幸せだと思えるということは、ご自身が相手を尊重し大切にしていることに他ならないからです。このような考え方は、親子関係だけでなく、パートナーや友達、すべての人間関係において当てはまります。

 子供たちの年齢は、パパやママが親になってからの年月でもあります。日々成長していく子供の保護者として、育児は初体験のことばかり。つまりは、新米なのです。

 ただ、どんな大人にも子供だった経験はあります。自分が幼かった頃、親に対してどんな風に思っていたでしょうか。そんなことを思い出しながら、子供の心理状態を考えれば、育児は楽になります。親御さんの言動を子供はどのように解釈しているのかを知れば、親としてどう接すればいいのかが見えてくるからです。

(監修・ストレスケア日比谷クリニック 酒井和夫院長/取材・文 李京榮)

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