嵐の櫻井翔が主演を務める名物ドラマが、今年の夏に新シリーズを放送すると2月6日発売の「週刊文春」が報じている。同誌によれば、ドラマ「占拠シリーズ」(日本テレビ系)の新作が、今年7月クールで放送される予定だという。これまで、2023年に「大病院占拠」、24年には「新空港占拠」を放送したシリーズは、櫻井が主人公の武蔵三郎を担当し、いずれも、名作映画「ダイ・ハード」さながらに武蔵が病院や空港を占拠したテロリストと孤軍奮闘して戦うストーリー。新作でも引き続き櫻井が主演を務め、新たな場所を占拠したテロリストと戦うドラマになりそうだ。
「一方で、『占拠シリーズ』は、そのバカバカしいストーリーがSNSで『ネタドラマ』としても大いに盛り上がりました。運動神経の悪い櫻井が、ドタバタとアクションをこなすのも見どころの一つ。視聴率は両作品ともに6%~7%ほどで、そこまでヒットしているとは言えない数字ですが、TVerでの再生数が多く、日テレとしては若年層に支持されている作品として重宝しているようです。第3弾の次は劇場版を制作するという声もあり、日本テレビでは今後もシリーズ化していくとみられます」(民放関係者)
櫻井といえば、「news zero」キャスターや「ベストアーティスト」などの音楽特番の司会、さらに「2024パリオリンピック」のキャスターも務めるなど、日テレの顔として大活躍。ただ、そのうえで、「占拠シリーズ」も次々と新作が放送…となれば、むしろ“日テレ専属”のような印象のほうが強まってくるが、
「櫻井自身、個人での活動は日テレをベースに考えているという話です。特にキャスターや司会業は日テレが櫻井を完全に押さえており、他局が入るこむスキがないほど。櫻井としても気心知れたスタッフが多いので、日テレ以外で積極的に仕事をしない姿勢だとか」(前出・民放関係者)
そんな、蜜月関係を利用して嵐の一大イベントの放送を日テレが実現できるかもしれないという噂が、テレビ業界で飛び交っている。民放キー局の編成担当がこう明かす。
「嵐は復活に向けて水面下で動いていて、今年秋に国立競技場でライブを行うという噂があるんです。その復活コンサートの利権を、民放各局が競い合っているんですが、現状、復活コンサートが行われたら、嵐と関係が深いNetflixが生中継を行うと言われています。Netflixは、アメリカでスポーツ中継を行うなどストリーミング配信に力を入れ、日本でもサービスを展開する予定ですからね。嵐の復活コンサートなら話題になりますし、かなり巨額の契約料を支払うという噂もあります。また、1日遅れでテレビ各局もライブ映像の放送に乗り出すと言われている。NHKが有力視されていますが、櫻井との関係性がさらに良くなった日テレが一歩リードしたという話です。もしかしたら、『占拠シリーズ』の新作を制作するのは、嵐の復活と関連があるのかもしれませんね」
嵐の復活ライブも日本テレビで放送されれば、櫻井はますます日テレ色が強くなっていきそうだ。
(渡邊伸明)