お笑いコンビ・ダウンタウンが新たな難局に直面している。3月10日、浜田雅功が吉本興業を通じて、芸能活動を一時休養することを発表したのだ。相方・松本人志の“復帰”が間近に迫っていた中での驚きの展開となった。
吉本の説明によると、浜田は昨年末頃より体調不良に悩まされており、医師の診断の結果、当面の間は静養するのが望ましいという決断に至ったという。同社はファンや関係者に向けて「ご心配とご迷惑をおかけいたしますが、浜田の体調回復を最優先とすることへのご理解と、引き続き、ダウンタウン、浜田へのご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と呼びかけている。
浜田は昨年1月に松本が活動休止に入って以降、1人でダウンタウンのレギュラー番組を支え続けてきた。そして、その相方は昨年末のインタビュー取材において、今春に独自プラットフォーム「ダウンタウンチャンネル(仮)」での活動開始を予告し、ファンもそれを待ち望んでいた矢先の休養発表となってしまった格好だ。
「松本は昨年末の段階ですでに新チャンネルについて『実際に会議もしていますし、来春あたりにスタートしたい。週に何本か見てもらえる番組も作りたい』との構想を明かしており、浜田とも2~3度の打ち合わせで顔合わせをしたと説明。さらに『浜田も忙しいですし、これ以上に新しいことを始めるのも大変かもしれません。だけど、どんなジャンルであろうが、何をするんであろうが、とにかく一発目は浜田と二人でやりたい。それは思っています』とも語っていたことから、今回の休養発表により、『ダウンタウンチャンネル』のスタートは事実上の延期になる可能性が高く、先行きは不透明です。浜田は『ダウンタウンDX』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(いずれも日本テレビ系)で、松本の代わりになろうとボケ役に回ることが増え、なんとか番組を盛り上げようと奔走する様子が窺えましたが、ファンの間では『やっぱり松ちゃんがいないとつまんないから見なくなった』との厳しい声が出ていたのも事実です。もしかすると、そうした松本不在によるダメージを誰よりも肌で感じてきたことで、精神的な負担が増していったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
今は、松本が発した“何をやるにしても1発目は浜田と2人で”という言葉を信じ、ダウンタウンがそろって活動を再開できる日を待ちたいところだ。
(木村慎吾)