40代を過ぎると「正真正銘の大人」として扱われる場面も増えてくるのが現実でしょう。30代までは「まだ若いから」で済んだ話でも、40代になってくると「大人のくせに、あの人なんなの?」などといった悪い評価にもつながりやすくなる場合があります。
周囲が「大人なんだから、やめてほしい!」と感じやすい40代のLINEにまつわるちょっとした振る舞いを、元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきがお話します。
■ルーズな印象を与える行動が評価を下げる
“いい歳をした大人世代”がルーズに見える行動をすると、それだけで評価がガクンと下がるきっかけにもなりがち。ひとたび「40代にもなって、だらしない人」と思われてしまえば、仕事だけでなく日頃の人間関係にも悪い影響が出てしまいかねません。
LINEにまつわるちょっとした振る舞いでも、“された側”が「あの人、すごくルーズ!」などと感じてしまうと、悪い評価だけが一人歩きしてしまう展開にも…。
■「返事が遅いのに○○な人」はルーズに見えやすい
LINEはテンポよくコミュニケーションを取れるのが魅力で、メールを送るほどでもない“ちょっとした会話”にも便利に使えるツールです。
だからこそ「即レス」とまではいかなくても、届いた連絡に対して長時間の放置をして、翌日の朝になって相手から、「読んだ?」「どーする?」などと矢の催促が来る…などということがないようにする心がけが、円滑なコミュニケーションには不可欠に。
ところが「ルーズな大人」に見える人ほど届いたメッセージを放置しがちで、LINEを返信していないのに、インスタグラムやXなどのSNSはこまめに更新をしている…といった傾向もあるようです。
「既読がつかないし、返事もこない…なのに、SNSは更新してるってなに!?」といった状況には、イラッとする人も多いもの。忙しいならば返信が遅くても仕方ないけれど、SNSができるくらいならLINEも返してよ…とも思われがちです。
「LINEの返信はしないくせに、自分の好きなSNSはちゃっかりやっているなんて、本質的にルーズな人なんだろうな」などのマイナス評価につながりやすいのも確かでしょう。
ところで“LINE未返信なのにSNSは更新”という現象は、予約投稿が作動しているだけだったとすれば悲劇的な誤解でもあります。
一度や二度であれば「そんなこともあるかな」で済みますが、これが何度も積み重なるにつれて「ルーズな人」のレッテルを貼られていっても不思議ではありません。
今の時代はSNSの投稿によってある程度の動向が把握されやすいことからも、私たち40代以上の世代にとっては窮屈な面も否めませんが、つまらないことでおかしなレッテルを貼られるのを避けるならば、LINEを放置しながらも他の発信はしている…というシチュエーションは意識的に避けるのも一案かもしれません。
(並木まき)