「血が出続けているのに『かわいい』って、ソコですか…?」
呆れを隠さず苦笑いを浮かべたのは、ある現役の美容外科看護師だ。さる3月31日深夜に放送された「伊沢みなみかわのクイズに出ない世界」(テレビ朝日系)で取り上げられたのは、美容整形に人生を捧げているといっても過言ではない美女YouTuber・わかにゃん。彼女に関する難問が出題され東大出身のタレント・伊沢拓司と、芸人・みなみかわ、同局の弘中綾香アナが挑むという趣向だった。
これまでに100回以上、50か所以上の整形を経験し、総額は驚異の2500万円超というわかにゃんだが、そんな彼女が見せた“整形後のリアル”が、視聴者だけでなく医療関係者までもザワつかせている。
術後、体内に溜まる血液や滲出液を体外に排出するために用いられる「ドレーンバッグ」。これは、チューブの先端を術部に留置し、ゴム球型のバッグを押して陰圧をかけることで排液を促す医療器具だ。バッグにはメモリがついており、排液量の管理ができるうえ、排液口からの処理も必要となる。通常であれば、この状態ではベッド上で安静に過ごすのがセオリー。しかし、
「わかにゃんは、そのドレーンバッグを“かわいい専用ポーチ”に入れて、歩いているのだとか放送されていましたが、信じられません…。もちろんトイレに行ったり、移動もしたりしますが、そこでも美を気にする、どれだけの精神力なんでしょう」(前出・看護師)
“経過すらコンテンツにする”彼女の姿は、もはや美容整形愛好家中の愛好家。ここまで徹底している人物は、日本でも屈指のレベルだろう。「気になる箇所を美しくする」レベルではなく、本気で“美”を極める人間だけが踏み込める領域。整形を公言する芸能人やインフルエンサーは増えたが、ここまでのストイックさでみずからの体と向き合い続けるスタンスを貫くのは、他に有名なところでは、福岡みなみや “フランス人形になる”という夢を叶え続けるヴァニラぐらいか。そんなツワモノたちと、肩を並べて、わかにゃんはポーチを身につけ、今日も静かに、そして堂々と歩いてゆく…。