「家でくつろいでいる時に、“トントン(ドアを叩く音)、野球やろうぜ”って来たとしても、野球をする理由がないんです」─そう語ったのは、4月7日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)に出演した菅田将暉。同じく番組に出演した親友の仲野太賀が「LINEを送ったのに返ってこない」と笑いながら暴露したことを受けての、“返信哲学”だ。菅田の理屈は明快で、「連絡は、返す理由がないと返さない」とのこと。それが彼なりのスタンスらしい。
「ただ、視聴者としては“いやいや、それって少しズルくない?”と引っかかっているようです。返す理由がなければ返さないというのは一瞬、正論に聞こますが、“自分が返したいと感じた時だけ返す”とも言え、少しだけ自分本位では?との指摘がネット上では見られました。もちろん、相手が仲の良い仲野だからこそ成立する関係性なのは、見ればわかるし、2人の間に信頼に基づく気を遣わない距離感もあるんでしょう。ただ、それをテレビで堂々と語る菅田の“俺ルール”ぶりに異論を唱えたくなる人もいたようです」(芸能ライター)
確かに“忙しい人は連絡を返さなくてもOK”という考え方は一部にあるものの、電話に代わりメールやLINEが連絡手段の主流となっている現代では、レスポンスの早さもまた「誠実さ」の一つと考える人は多く、ことビジネスに限った話では、「即レスできない人=信頼できない」とさえ判断される風潮がある。
「そんな中で、菅田将暉は返す理由がなければ返さないわけですが、それでも仕事は順調そのもの、ということから、彼は“返さなくても成立する特別な人”だという意見もあるようです。ネット上には、『それ、誰にでも通用すると思わないでね?』との声も見られましたからね」(前出・芸能ライター)
冒頭のトーク場面では、菅田が「じゃあ、返信しなきゃいけない理由って何?」と仲野に質問し、仲野は「いやいやいや!」と笑いながら大人対応しながらの全力ツッコミを入れる一コマも。
その場が和やかに流れたのは、親友との良好な関係があってこそ。“未読でも続く友情”は、意外と尊いのかもしれない。