アサジョ

イケメン ラブ エイジングケア!大人女子を楽しむための情報サイト!

ライフ
2025/04/19 07:14

千葉城さくら祭りで「さんが焼き」を肴に生ビールをグイッ/内田晃「ゆるゆる『歩き旅』のススメ!」

ライフ
2025/04/19 07:14

 今年の桜は早く開花したが、曇天が続き花見の気分にならなかった。やはり、青空に映える桜を愛でたいではないか。待望の晴れ日に来たのは千葉県千葉市。「千葉城さくら祭り」(今季は終了)を見物しながら、ゆるゆる歩き旅も楽しもうというしだいだ。

 JR本千葉駅東口を出発。千葉県庁方面に歩くと公園内に「羽衣の松」と呼ばれる松の木を見つけた。千葉市にも男性が天女の羽衣も隠して結婚する羽衣伝説があり、その舞台がここだ。千葉版は男性が平安期の武将・平常将。羽衣の松は千葉の蓮の花が咲く池の近くにあり、常将から天女をめとった話を聞いた天皇が感銘し、千葉姓を与えたというのがユニークだ。

 県立図書館入口交差点を右に曲がり、階段で高台に上ると亥鼻公園に到着だ。千葉城さくら祭り会場でたくさんの屋台が並んでいる。食欲をそそる香りに、グゥ〜と腹が鳴る。

 まずは房総半島名物のさんが焼きを肴に生ビールをグイッといく。さんが焼きは新鮮な刺身に生姜や味噌などを加え、包丁でよく叩いて焼いたもの。アジ、イワシなどの青魚が定番だがこの日はフグもあった。

 桜に映える千葉城は4層5階建ての鉄筋コンクリート造りで1967年に千葉市立郷土博物館(現在休館中)として建てられた。ちなみに、平安後期の武将・千葉常つね重しげが千葉城(館)を構えたのは1126年と伝わるが、正確な場所は定かではないそうだ。

 千葉城の正面には千葉常胤の騎馬像もある。常胤は常重の子で源頼朝が房総半島へ逃れた際にいち早く味方につき、鎌倉幕府の筆頭御家人として活躍した。頼朝からは父のように慕われたとも言われている。

 たっぷり桜を眺め、大道芸などのイベントも楽しんだら、千葉神社まで足を延ばす。千葉氏一族が守護神としてあつく信仰した北辰妙見尊星王(天之御中主大神)を主祭神とする古社で厄除開運・八方除の御神徳を授かれるそうだ。

 御社殿は1階と2階に拝殿を持つ重層社殿。境内南側の分霊社「尊星殿」も楼門と社殿の複合建築になっていた。尊星殿内の福徳殿は八方向に星宮があり、厄除けの方位方角、干支、体の部位など、願い事に応じた星宮を参拝する。東側に日天楼、西側に月天楼という2本の御柱もあり、触れると加護があるそうだ。

 最後に旧社殿に学問の神・菅原道真を祀った千葉天神を参拝。幸福をもたらすという霊泉・妙見延寿の井を一口いただき、JR千葉駅へと向かった。

内田晃(うちだ・あきら):自転車での日本一周を機に旅行記者を志す。街道、古道、巡礼道、路地裏など〝歩き取材〟を得意とする。

全文を読む
タグ
関連記事
スペシャル
Asa-Jo チョイス

40代の「推し活」で実践したい“参戦コーデ”のヒント

夏は屋内外のライブやイベントが増えることから「推し活」にも力が入りますよね。そんな中、ライブやイベントなどの“参戦コーデ”をしっかり固...

【ワークマン】快適な履き心地!疲れにくいスニーカー3選

「立ち仕事で足が棒のようになる……」「年齢とともに歩き疲れるようになった……」などと感じているみなさんは、もしかしたらシューズに問題があるのかもし...

幸せホルモンが出まくっている!?「ぬいぐるみ」を“溺愛”している大人たちの実態

世の中には「ぬいぐるみ」を愛でるのが大好きな大人がいます。「ぬいぐるみなんて普通に部屋にある」と思う人もいるかもしれませんが、もっと度を超して好き...

注目キーワード
アサジョ twitterへリンク
PageTop