誰にでも恋の“絶望体験”ってありますよね? そんなとき、どうすればいちばん自分を癒やせると思いますか?
■まずはとことん泣くこと
泣くことで人は自分の気持ちに本当の意味で気付き、少しずつ回復に向かうといわれています。また、泣くときには副交感神経が優位となり、心身ともにリラックスした状態になりやすいともいわれています。なので、まずは感情にまかせて思いっきり泣くのがいいですよ。存分に泣けば泣くほど癒やしにつながります。
■ぐっすり眠って美味しいものを食べる
元気になるには睡眠が大切です。いろいろ考えこんでしまってなかなか寝付けないこともあるかもしれませんが、まずはお布団に入り“寝よう”としてみてください。それでも寝付けない人は、朝早く起きてみて。すると、自然に夜は眠れるようになります。たくさん泣いた後も、リラックスして睡眠を取りやすくなりますよ。睡眠薬などの利用は慎重にね。
■親しい人に話を聞いてもらう
恋の絶望状態のときには、悩みを人に話してみてください。でも、アドバイスしてくるタイプの友だちはダメ。アドバイスなんて受けると余計に落ち込みます。友だちでも家族でもかまいません。「そうだね、大変だったね」と、あなたに寄り添ってもらいましょう。専門家に話すのもOK。ネット検索して、まずは無料で電話相談できるところを探しましょう。
■仕事もプライベートも忙しくする
人が悩むのはたっぷりと時間があるとき。つまり、ヒマなときに悩みがちです。なので、逆にヒマな時間は作らないほうが元気でいられます。仕事もプライベートもどんどん予定を入れてみてください。予定をこなしていくうちに、絶望していることすら忘れる瞬間が少しずつ増えていきます。いつのまにか元気になれますよ。
■服やインナーを全とっかえして部屋掃除
この際、今までの自分を「えいやっ!」と脱ぎ捨てて、新しいあなたに生まれ変わってしまいましょう。服もインナーも全部捨てて買い替えるのがベストです。「経済的に無理」ということなら、せめてインナーだけでも捨ててみて。そして、部屋にあるものでいらないものをどんどん捨てていきましょう。モノがなくなるにつれ、執着する気持ちもなくなりますよ。
■恋人との思い出をすべてデリート
LINEやインスタなどでのDMのやりとりや懐かしい写真、できれば全部処分してください。無理ならバックアップを取っておくのはOK。ただし、使用しているスマホにはデータを残さないことです。思い出のDMや写真などがあると、つい見返して思いがつのりがち。忘れたくても忘れられなくなってしまうのです。
■新しい出会いの場へ出かけてみる
たくさん泣いて少し時間が経ったら、意識的に新しい出会いを求めましょう。「まだまだ新しい恋なんて……」と思っていてもOK。仕事につながりそうな異業種交流会でもいいですし、懐かしい友だちと交流会を一緒に開いてもいいですね。目的は“新しい人と出会う”こと。コミュニケーションを取るうちに明るい気持ちになっていきますよ。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。