お風呂場に現れるピンク色の“ヌメリ”。正体は一体何なのでしょうか。また、ヌメリの取り方や予防策も合わせて紹介していきましょう。
■ピンク色のヌメリの正体とは?
ヌメリの正体は、ずばり“カビ”。「ピンクカビ」の通称で呼ばれている「ロドトルラ」という酵母菌なのです。この菌のエサは石鹸かすや皮脂汚れ。お風呂場にはエサとなる水もあって温度も最適なので、かっこうの繁殖場所となるわけです。
とくにピンクカビができやすい場所は、石鹸かすや皮脂がたまる排水口やシャンプーボトルの底面、ボトルラック、床、壁などが挙げられます。
■ヌメリはどうやって取るのがいいの?
では、ピンクカビのヌメリを取るにはどうすればいいのでしょうか。まず、軽度の場合は、スポンジに水を含ませてこすれば簡単に除去できます。水だけでは取りにくい場合は、浴槽用洗剤を用いればたいていの場合は除去できるでしょう。大量に発生してしまったときには、消毒用エタノールでスプレーし、しばらくたってからスポンジでこすり落とすと除菌しやすくなります。
■ヌメリの予防策
ピンクカビを取るのはそれほど難しくはありませんが、初めからヌメリが発生しないのが一番いいですよね。そのためには、こまめな掃除と換気が基本です。
お風呂上りにサッと掃除をすれば簡単ですが、そうもいかないのが現実。なので、あらかじめ排水口にアルミホイルを仕込んでおくのがよいようです。金属イオンの効果で雑菌が繁殖しにくいのです。
ピンクカビのヌメリが残ったままお風呂に入るのって、ちょっと気持ち悪いですよね。キレイに除去して、できるだけピンクカビが繁殖しないお風呂場をキープしてくださいね。