常連である芸能人に何らかの特典をプレゼントすることで、暗にお店の宣伝につなげる飲食店も多い。女優でタレントの橋本マナミは5月7日に放送されたバラエティ「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)で、15年以上通っているという立ち食いそば・うどんチェーン「名代 富士そば」の魅力について熱く語っていた。
そんな橋本は、過去に出演した番組で富士そばの名物店長とクイズで対決するという企画に参加し、そこで見事に勝利。そのご褒美として同チェーンの新宿・三光町店で永久無料会員の権利を獲得したことを明かしている。何でも、いつお店に行っても一生無料で食事することができるとのことだが、その話を聞いた番組MCのくりぃむしちゅーの上田晋也も「かっこ悪くね?『橋本マナミです』って言って、タダにしてもらおうって」と、率直な感想を伝えていたように、どうやら橋本も永久無料の権利を行使するのに恥じらいがあるとのことで、しっかりお金を払って大好きな富士そばに還元しているとのことだ。
「近畿地方を中心に展開するラーメンレストラン『神座』なんかも通ってくれる芸能人に無料特典がついたVIPカードを配布していることは有名ですよね。“一生ラーメン食べ放題”“本人以外の同伴者も無料”といった豪華な特典がついたゴールドカードを千原ジュニアやロンドンブーツ1号2号の田村淳、チャン・グンソクらが所持しているようです。また、ゴールドカードの上を行くブラックカードも存在し、ブラックカードはこれらの無料特典に加え、全国どこへでも出前も可能になるようで、ダウンタウンの松本人志が所持しているようです」(エンタメ誌ライター)
しかしながら、やはり松本も周囲の目が気になってしまうという理由で、実際にそのブラックカードを使用したことはなく、他の客と同様に料金を払っているようだ。
そういったVIPカードを配布された芸能人側の心理もわかり切ったうえでVIPカードを配布していると考えれば、お店側がうまくお店の宣伝につなげているようにも感じられるが、ごく少々ではあるものの、芸能人特権を最大限に駆使する強者もいる。
「よゐこの濱口優も『神座』のゴールドカードを所持しているんですが、彼の場合は橋本や松本とは違い、遠慮なく無料権利を活用しているようです。しかも、後輩30人を引き連れ来店し、後輩30人に無料で食事させたエピソードを2015年に放送された『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)にて披露していましたね。本人以外の同伴者も無料となるのがゴールドカードですから、違反しているわけではないのですが、ビシッとお金を払っておごってくれるというのがやはり世間が抱く理想の先輩像ですからね。このエピソードが明らかになり、“ケチな人”というイメージが濱口に定着してしまいましたね」(前出・エンタメ誌ライター)
だいたいの芸能人は無料特典は使用しなさそうなものだが、濱口のようなタイプも存在するため、お店側も無料特典をプレゼントする芸能人の人柄だったりをしっかりと見極める必要がある!?
(権田力也)