2001年10月に結成され、今年3月31日をもって解散したKAT-TUN。
もともとは6人で活動していた彼らだが、結成当時はメンバー間の仲が悪く、殴り合いのケンカに発展することもあったとか。
メンバーの上田竜也は、6月24日放送のバラエティ番組「人生で1番長かった日」(日本テレビ系)で、「仲いい友達が集められたわけじゃないので。各々のチンピラが集まっている」とコメント。他のアイドルグループとは違い「不良」のようなイメージが定着しており、後輩はもちろん先輩にも怖れられる存在だったようだ。
「Hey! Say! JUMPの伊野尾慧も、2015年放送のトークバラエティ『メレンゲの気持ち』(日テレ系)で“怖かった先輩”を尋ねられ、KAT-TUNの名を挙げています。KAT-TUNメンバーの中でも比較的穏やかに見える中丸雄一でさえ、『今でこそトボけたイメージですが、当時は黒のつけ爪をしていて、それが不気味で不気味で…』と語り、当時のギラつき具合がいかに怖かったかを証言しています。
また先輩にあたる嵐も、デビュー当時のKAT-TUNの印象について、『革靴で踊ることにビックリした』『あんなとんがった革靴初めて見た。お前たち、恐かったよ』と語っており、当時のKAT-TUNには狂気すら感じていたようです」(エンタメ誌ライター)
大先輩の嵐をもビビらせた尖りまくっていたKAT-TUNだが、この日の番組ではKinKi Kidsの堂本光一に思いきり叱られたエピソードが紹介されている。
「そもそもKAT-TUNは光一のバックダンサーとして結成されていますが、初めての舞台稽古に私服で参加したところ、光一からびっくりするぐらい怒られたことが明かされています。なんでも、他の出演者がジャージの中、KAT-TUNのメンバーたちはネックレスをしてジーパンにチェーンをつけていたり、ギラギラしたファッションで稽古場に現れたそうですから、プロ意識の高い光一がブチ切れるのも無理はないでしょう。
当然、光一からしてもKAT-TUNは手を焼く後輩だったようで、昨年3月放送の『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』(TBS系)では、『みんなクソ野郎。KAT-TUNはひどい』と、バッサリ言い放っていました。2004年の舞台終演後には、ついに光一の我慢も限界に達し、『お前らもう絶対このステージ立つな』と、メンバーに面と向かって言い渡したそうです。それ以降、しばらくは共演する機会がほとんどなくなったとか」(前出・エンタメ誌ライター)
とはいえ、「光一のおかげでプロ意識がついた」と上田も振り返っているように、当時しっかりと叱ってくれた光一にはKAT-TUNの面々も頭が上がらないことだろう。
(本多ヒロシ)