アンジャッシュ渡部が「エンタの神様」の秀逸ネタが「今、できないですよ」とリュウジに吐露、その「2つの理由」とは
第5回チャンピオン大会でファイナル1位に輝くなど、お笑い番組「爆笑オンエアバトル」(NHK総合)でお笑い好きの若者から知名度を高めたお笑いコンビ「アンジャッシュ」(児嶋一哉、渡部健)が、世間に認知されるようになったのは、お笑い番組「エンタの神様」(レギュラー放送は2003~2010年、日本テレビ系)だろう。「すれ違いコント「勘違いコント」と呼ばれた手法は、「シェイクスピアの喜劇のよう」(爆笑問題・太田光)、「これは見事ですよ。実にいい」(立川談志)など、笑いのプロからも多くの称賛を浴びたものだった。
しかしながら、当時の秀逸なネタは、現在は披露することができなくなっている事情もあるようで、渡部が、料理研究家でYouTuberでもあるリュウジ氏のYouTubeチャンネル「料理研究家リュウジのバズレシピ」(9月28日付)で苦悩を明かしている。
そのネタとは、車をぶつけられた際に使う三文字言葉を使った「〇〇〇掘られちゃった」という言い方をネタ化させたもの。片方がそのセリフを言うと、見ている人に下ネタだと勘違させるるような内容だが、渡部は言う。
「今、でもあのネタできないですよ。2つの理由があって。まず、『〇〇〇(動画では三文字の言葉を発声)』が絶対ダメでしょ。もう一個は(スポンサーの問題で)車の事故を扱えないですよ。…あと、空港のシチュエーションで、『わー、ちょっと飛行機遅れてる。どうしようかな…』も、絶対NGです。飛行機は遅れません。だから変な話、一番自由にネタできるのNHKなんすよ。NHKは商品名さえ出さなければ、飛行機遅れてもいい、車ぶつけてもいい。だって、スポンサーいないじゃないですか…」
ちなみに、WEBランキング「みんなのランキング」調べで、「エンタの神様」に出演した芸人人気ランキングによれば、1位「陣内智則」、2位「サンドウィッチマン」、3位「アンジャッシュ」(10月3日最終更新)となっており、当時の人気の高さをうかがわせた。当時32歳の渡部は、多くの借金を抱えていたが、「エンタの神様」で完済したというのもうなずける…。
(所ひで/YouTubeライター)
