中高年だけじゃない!20~30代女性も知っておきたい「尿もれ」の事実
20代や30代の女性にとって「尿もれ」はまだ先の話だと思いがち。でも、実際には冬になると“プチ尿もれ”に悩み始める人は少なくないんです。その原因と対策を詳しくみていきましょう。
くしゃみをした瞬間、トイレに間に合ったはずなのに少し出てしまう……。そんな小さな変化を「気のせい」「疲れているだけ」と流してしまっているケースが多いようです。そして実は、尿もれは決して中高年だけの問題ではないのだそう。
ある美容クリニックの医師は、「女性は年齢とともに尿もれで悩む方が増えますが、実は20代でも起こります。とくに、冬は冷えや運動量の低下によって症状が出やすくなります」と話します。
「寒さで体がこわばり血流が滞りやすくなる冬は、骨盤周りの筋肉がうまく使われなくなったり、厚着で動きが制限されてトイレを我慢する時間が増えたりすることも見えない負担になる」そうですよ。

尿もれ対策として、雑誌やSNSでは「膣トレーニング」がよく紹介されていますが、医師は「そこにも注意点がある」といいます。
「膣トレーニングをしなきゃと意識し始めるのが40代という方も多いのですが、その段階では少し手遅れになることもあります」
重要なのは、何か特別なことを始めるより日常的にインナーマッスルを使っているかどうか。ピラティスやジムに通っている人、腹筋だけでなく内腿も意識したトレーニングをしている人は、骨盤底筋がまだしっかり働いていて尿もれが起きにくい状態なんだそうですよ。
医師がオススメしているのがセルフケア。上向きに寝そべってお腹に力を入れながらお尻をゆっくり持ち上げ、上で少しキープする。そのままゆっくり下ろす。この動きを1日10回繰り返すだけでいいそうです。その際、勢いをつけず、お腹、内腿、お尻が連動している感覚を意識することがポイント。ベッドの上でできるため、寝る前の習慣にも取り入れやすいですね。

「夏は下着が濡れても乾きやすいですが、冬は湿ったままになりやすく不快感が強くなります。冷えやかぶれの原因にもなるので、これからの季節こそ対策を始めて欲しいですね」(前出の医師)
尿もれは恥ずかしい悩みではありません。そして、ある日突然始まるものでもありません。今は小さな違和感でも、それを放置するか向き合うかどうかで未来の体は変わってきます。20代や30代の今だからこそ、「何も起きていないうちに整える」という選択ができるのです。冬の間に、静かに体の土台を立て直してくださいね。
(小津うゆ)
