ミランダ・カーが800万ドル(約9億円)以上の宝飾品を米政府に引き渡したという。それらは、マレーシア人投資家ジョー・ロウ氏らが不正流用資金で購入し、ミランダやレオナルド・ディカプリオらセレブリティにプレゼントしたもの。
ミランダが引き渡したアクセサリーの中には、380万ドル(約4.3億円)相当の8カラットのダイヤモンドペンダントも含まれているという。
ロウ氏を中心とするマレーシアの政府系ファンド、ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)の不正資金流用に対する捜査の一環として、ミランダは23日に、それらのジュエリーを米司法省へ返還した。
ミランダの広報担当は「当初からミランダ・カーは捜査に全面的に協力しており、ジュエリー等を政府に引き渡すことに誓約した。カーはこれからもあらゆる形で捜査に協力していく意向である」と発表している。
一方、数週間前にはディカプリオもこの一件で、マーロン・ブランドが受け取ったオスカー像やピカソの絵画を含めた高額な所有物を政府に引き渡している。
米司法省はロウ氏の巨額の資産をさらに押収する方向で、すでにディカプリオの主演映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とジム・キャリー主演作「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」の権利が差し押さえられた。
両映画製作のレッド・グラナイト・ピクチャーズはマレーシアのナジブ・ラザク首相の義理の息子リザ・アジズ氏が創立したものであるが、リザ氏は容疑を否定している。