前人未到の連勝記録を打ち立て、新人棋士では異例のグッズ展開。何より驚くのは14歳という若さ。棋士、藤井聡太四段の活躍で、将棋界は例を見ないほどの盛り上がりを見せている。もちろん、周囲の動きもあわただしい。
「対局には多くのマスコミが押し寄せ、お昼に何を食べたか、財布は中学生らしくマジックテープ式、などと事細かに報じていました。さらに、CMに出演した場合のギャラは現時点で推定5000万円。ゆくゆくは1億円クラスになることも考えられるとの報道も。また、芸能事務所が獲得に向けてウォームアップを始めているとも言われています」(週刊誌記者)
将棋の才能だけでなく、言葉の端々からにじみ出る知性と謙虚さもまた、藤井四段の人気を押し上げているようだ。
しかし、一方でこの過熱ぶりを心配する声もあがっている。
「ネット上には『テレビ出演などではなく学校で友達と過ごすなど今しか体験できない事をしてほしい』『マスコミにつぶされる。自分を見失わないように頑張ってほしい』『将棋で忙しいのにタレントみたいなことさせるなよ』といった心配や、マスコミにクギを刺すようなコメントが多く見受けられます。それだけ藤井四段の今後に期待しているのでしょう」(芸能ライター)
これから先、何十年と偉業を積み上げていくだろう逸材。周囲の雑音に惑わされず、まっすぐに歩を進めていっていただきたい。