4月2日放送のドラマ特別企画「がん消滅の罠~完全寛解の謎~」(TBS系)が波紋を広げている。
岩木一麻氏による第15回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した同名小説が原作の単発ドラマなのだが、原作からかなりアレンジされた内容となっていたため、ネット上では「これはもう原作と言ってはいけないレベル」「原作とは別物!」との声が続出。さらに「医療ミステリー」と掲げているのに「がんの診断基準とか方法が雑すぎる」「唐沢演じる夏目医師だけが犯人と疑われることに違和感」など、医学的、ミステリー的な観点でも批判の声が少なくないようだ。
「唐沢寿明と渡部篤郎は医師、及川光博は保険会社調査部員を演じ、3人は高校から大学までの同級生設定でした。末期がん患者が保険金の生前受給を受けた後、がんが完治するという謎を解く内容だったのですが、03年10月から2クール放送されたドラマ『白い巨塔』(フジテレビ系)では、唐沢が医師、及川が弁護士を演じていたため、放送開始直後は『唐沢やっぱり白衣似合う』『ミッチーが保険屋じゃなくて弁護士に見える』『渡部の白衣姿もかなりイイ』など、キャッキャした声が続出していたのだとか。ところがドラマ開始1時間後には『出演者が豪華なのにリアリティがなさすぎる』『唐沢、渡部、及川のムダ使い』といった声があがり始め、ドラマ終了後には『唐沢、渡部、及川の同期設定だけがよかった』と叫ぶ声ばかりが聞こえてくる状況になったようです」(女性誌記者)
キャスティングだけでも楽しめたならよしとするべきなのかも。