女優の高橋メアリージュンが、5月11日に放送されたトーク番組「A-Studio」(TBS系)に出演。波乱万丈な生い立ちを振り返り、視聴者から驚きの声が上がった。
「高橋は小6の時に父の会社が倒産、4人きょうだいの長女だった彼女は家族の生活を支えるために、16歳で芸能界デビュー。『CanCam』(小学館)の専属モデルを務めるなどモデルとして活躍。その後NHK朝ドラ『純と愛』に出演後、近年では女優としても連ドラ『コウノドリ』第2シリーズ(TBS系)、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)、そして4月から始まった『あなたには帰る家がある』(TBS系)と3期連続でレギュラー出演している。いずれも脇役ながら、高い演技力に注目が集まっています」(テレビ誌記者)
一見、順風満帆に見える高橋の女優人生だが、実は試練の連続だったという。
「フィリピン人を母に持つ高橋は、ハーフのためドラマ関係者から『女優はやめた方がいい』と散々言われてきたそうです。ところが『純と愛』で共演したハーフの俳優・城田優から『難しい道だからこそ、やりがいがある』と可能性を指摘され、さらに共演した武田鉄矢からも『ハーフでいる前に女性として魅力があるのだから、自信を持って女優を続けろ』との言葉を贈られ、とても励みになったと番組で話していました」(前出・テレビ誌記者)
しかし、女優を続けながらも潰瘍性大腸炎、子宮頸がんを患い、ストレスによる顔面神経麻痺に悩まされるなど、さらなる試練に襲われた。
「そんな彼女を救ったのが、『すごく悲しい事が起きたとしても、いずれは自分のストーリーになる。いつか笑顔で人に話す時がくるよ』と教えてくれた母の言葉。入院して1人で寂しく過ごす夜も『目をつぶると家族の笑顔が浮かび、頑張って乗り越えようという気持ちになった』と、溢れる家族への思いを口にしていました」(前出・テレビ誌記者)
そんな高橋には、視聴者からも「たくさん元気をもらうことができました」「一生応援するって心に決めた」「人の気持ちに寄り添うお芝居が出来るのは、こういう人生を歩んできたからなんやなあ」といったエールがネット上に数多く寄せられた。
今回の番組出演によって、高橋メアリージュンを知らなかった人にも、彼女の生き様がしっかりと刻まれたようだ。
(窪田史朗)