LINEやメールが連絡の手段になった今、時流に逆らうようにあえて書くことにこだわる粋なアラフォーがいる。ジャニーズ事務所を退所し、独自路線を歩み始めた稲垣吾郎と香取慎吾だ。2人は昭和の文豪さながらの超高級なペンを愛用しているという。
「香取は15年、草なぎ剛と挑戦した初の2人芝居『burst~危険なふたり』の囲み会見で、台本に書き込むために買ったペンが20万円もすることを草なぎからバラされています。当時はまだSMAP。草なぎは『さすがSMAPですよね!』と集まった報道陣を笑わせていました」(エンタメ誌記者)
連絡先を教えないかわりに、香取は共演者やスタッフに手紙を書くよう心掛けている。そのため、筆記具へのこだわりは強い。昨年12月8日の稲垣の誕生日、「HAPPY BI」と途中まで書いた手元の写真を自身のインスタグラムに上げているのだが、注目されたのは右手に握られたペンだった。これが超高級ブランド・エルメス初となる筆記具コレクション「ノーチラス」と判明。価格は15万5800円。さすが“画伯香取”、金に糸目はつけないようだ。
「稲垣も負けてはいません。彼が長年愛用しているのはDELTAの『ドルチェビータ』。イタリア製で、友人から贈られたものです。イニシャル“G.I”が彫られている特注で4万8600円。もらったものは太芯だったそうですが、自ら細いものに交換したそうです」(前出・エンタメ誌記者)
万年筆とボールペンを家宝にしているのは嵐の二宮和也だ。映画「母と暮せば」で女優・吉永小百合と共演した際、誕生日プレゼントとして吉永から贈られたもので、こちらも名前入りだという。
筆に金をかけるのは一流の証明ともいう。香取、稲垣はその一級品で、今後どのような“新しい地図”を描いていくのだろうか。
(北村ともこ)