ジャニーズタレントにとっての鉄板ネタといえば、ジャニー喜多川社長の“ジャニーさん伝説”だ。昨年10月の誕生日で87歳になったが、面白い話を挙げれば枚挙にいとまがない。その中でもタレントから多く語られるのは、食にまつわるものだ。
ジャニー氏が生まれ育ったのは、米国・ロサンゼルス。そのせいか、豪勢な食事といえば肉という感覚が、今でも変わらないという。
「ジャニーさんがマネージャーも兼務していた事務所設立当初、いちばん最初に売り出したソロのアイドルは、76年に入所した川崎麻世さんです。彼が、弱冠13歳で地元の大阪から上京したとき、ジャニーさんが連れていったのは、東京の麻布十番にある焼肉店。以降、お眼鏡にかなったアイドルのタマゴはそこに招待されています。古くは田原俊彦、近藤真彦、シブがき隊、少年隊、SMAPなども連れていってもらっています」(アイドル誌ライター)
90年代以降にデビューしたグループも、ジャニーさんとの肉の思い出がある。
「関ジャニ∞の横山裕と村上信五は関西ジャニーズJr.時代、ジャニーさんに焼肉店に連れていってもらっています。でも、ジャニーさんがずっと焼いてくれたので、気を使ってガツガツ食べていると、『僕はいつ食べればいいのっ!』とキレられたそう(笑)。嵐・大野智も、嵐のデビュー前に焼肉店に招待されていますが、ジャニーさんは、運ばれてきたお肉をイッキにドバーッと焼くそうで、大野は参っていたとか」(前出・アイドル誌ライター)
今年は、そんな嵐のデビュー20周年。99年のデビュー発表記者会見は異例のハワイだったが、事前にメンバーが集められて「YOUたち、嵐だよ」とグループ名を告げられたのも焼肉店だった。
ここぞというときはやはり肉なのだろうか。ジャニーさんと肉にまつわる思い出話は、19年、さらにアップグレードされそうだ。
(北村ともこ)