20年大みそかの活動休止を控え、ますますパワーアップしている嵐。19年のクリスマス(12月25日)で、日本人アーティスト史上最高となるドーム50公演、総動員237万5000人という前人未到のツアーが終了した。その公演が始まる前、メンバー5人が行なったであろうルーティンがある。
「彼らは本番前に必ず、一人ひとりと握手してからステージに向かうのです。コンサートに限らず、歌番組でもそう。“みんなで行くぞ!”と、気持ちをひとつにする意味があるそうです。が、決まってマツジュンが遅れて来る(笑)。4人はすでに終わっているので、マツジュンの前には列ができる。これもルーティンだとか」(芸能ライター)
舞台に立つアーティストは全員と言っていいほど、願掛けやルーティンがある。神社に立ち寄ってから現場入りする者も少なくない。嵐も、メンバー個々にステージ前のマストがあるようだ。
「『スウィーツ部』を結成している大野智と相葉雅紀は、本番前にケーキを食べる。これはファンの間で有名です。バックヤードにはスイーツが詰まった冷蔵ケースが搬入されているので、関係者も取り放題です。大野は、お腹が満たされて、睡魔に襲われたところでステージに立つので、煌々と照らされるスポットライトで目が覚める(笑)。それが好きらしいです」(前出・芸能ライター)
櫻井翔は本番2時間前に、用意されていた鍋をつつく。みずからを「ルーティン地獄」と命名する松本の場合は、3時間半前から始動。まず食事。消化にいい鍋を選ぶ。その残りを櫻井が食べる流れになっている。その後はトレーニング。より高いパフォーマンスができるようにと、筋膜リリースは入念だ。愛用しているジムグッズのフォームローラーは必ず持参するという。
19年のエネルギッシュな活動で、絆をより深めた嵐。ハイクオリティーなエンタメショーを成功させ続けている裏には、ハートウォーミングなルーティンがあったのだ。
(北村ともこ)