「『カーンチ』とかやってた頃」…織田裕二 世界陸上「34年ぶり東京大会」を前に明かした“我が1991年”
「前回(の東京)大会って僕がハタチくらいの時かな…34年前ですか。23歳だから、『カーンチ』とかやってた頃ですね。まったく他をやる余裕がないくらい日々、仕事に追われてる時で、とてもじゃないけど他人(ひと)のドラマも観たことないぐらい忙しい時で…」
陸上の世界選手権(9月13日~21日、東京・国立競技場)の開幕までちょうど1カ月に迫った8月13日、アンバサダーを務める俳優・織田裕二が都内で取材に応じた。
YouTubeチャンネル「デイリースポーツ【公式】」(8月13日付)でインタビューの模様が一部公開されているが、東京で世界陸上が行われた前回大会は34年前の1991年。冒頭のコメントに続き、次回大会が仮に34年後であれば、現在57歳の織田は、自身が語ったように「生きているかすらわからない」ほど先の話である。初めて東京で観る世界陸上に「貴重な大会。東京で世界陸上が観られるのはもう最後だと思っている」とも口にした。
織田裕二が鈴木保奈美とともに主演を務めた大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)が放送されたのは1991年(1月17日‐3月18日)。織田が演じる「永尾完治」が鈴木扮する天真爛漫な同僚「赤名リカ」に愛称の「カンチ」で呼ばれるシーンも印象深かった同ドラマは、平均視聴率22.9%、最終回は32.3%を記録(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)。放送された月曜夜には繁華街から人影(主に20代のOL層)が消えるほどだったと言われている。
もちろんそれまでも、数々ののドラマに出演していた織田だが、立ち位置的にナンバー2が多かった。「東京ラブストーリー」以降、「あの日の僕をさがして」(TBS系・92年4月期)、「振り返れば奴がいる」(フジ系・93年1月期)、「お金がない!」(フジ系・94年7月期)と次々主演をこなしていった。
織田裕二、最大の出世作「東京ラブストーリー」が、まさに世界陸上が東京で行われた34年前とは、なんとも感慨深い…。
(所ひで/YouTubeライター)
