外出自粛によって、仕事の内容や方法だけでなく、生活の仕方や気持ちにも変化があるようです。
くらしにくふう社が2020年4月、Webメディア『ヨムーノ』メイト147名(うち、子どもと同居している人は125名)を対象に行った「巣ごもり」に関するアンケート調査の結果、「現在『巣ごもり』で困っていること(複数回答可)」のTOP3は、「運動不足」(60%)、「ストレス発散方法」(52%)、「ごはんづくり」(44%)だったそう。また、「巣ごもりをしてから変化したこと(複数回答可)」のTOP3は、「気持ちの変化」(54%)、「生活リズムの変化」(43%)、「飲食するものの変化」(30%)でした。
環境や生活の変化は、心と体に少なからずストレスを与えます。家族との時間が増えたことで、これまで一緒にできなかったことができるようになる喜びがある一方、1人の時間の減少や家事の負担増加、買い物の不安・不便、子どもとの向き合い方、リモートワークでのアクシデントや効率低下など、さまざまなストレスを抱えやすくなっているようです。抱え込んだ不安やストレスを発散する場を外に求めることができず、心身の不調を感じている人も多いのではないでしょうか。
室内での生活に身体・精神的な苦しさを感じたら、改善のための工夫を取り入れましょう。「期限のあることだから我慢しよう」と溜め込むと、体調不良や心の病気を起こしやすくなります。一緒に過ごす人がいる場合は、お互いに気持ちを打ち明けることができるよう、話し合いの時間を設けることが大切です。1人にかかる負担が大きくなり過ぎないように、協力し合えるルール作りをするのがオススメです。
イライラをぶつけるだけでは解決しないことは、「今の状況でよりよく過ごすにはどんな工夫ができるか」を考えることで、前向きに動きやすくなります。暮らし方が変わったこの時期、新しい過ごし方のルールを作ってみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)