お笑いタレント・山口智充がMCを務める「ぐっさん家～THE GOODSUN HOUSE」（東海テレビ）の収録場所としても使われていた名古屋市内の木造2階建てアパートが27日未明、火災により全焼したことを、東海テレビは番組サイトと公式ツイッターで明らかにした。
ツイッターでは火災により男性1名が亡くなったことに触れ「心からお悔やみ申し上げます」とコメント。さらに「山口智充さんとともに、視聴者の皆さまに安心して楽しんでいただける番組を制作してまいります」と今後の番組継続も発表した。
「『ぐっさん家』は2003年4月にスタートした番組で、火災にあったアパートは開始当初から収録場所として使われていました。タイトルどおり山口智充が暮らしているという設定で、部屋には出演タレントの記念写真や番組内で山口が入手した記念品がところ狭しと並び、17年の歴史を感じさせます。それが火災ですべて失われ、亡くなった人も出た上、火災翌日が2週間に1回程度行われるロケの日だった。山口をはじめスタッフのショックや喪失感はいかばかりか」（芸能記者）
ネット上では《あのアパートから色んな所に行っているし、思い出の品もあるだろうし、亡くなった方もいる。ぐっさんショックだろうな》《名古屋市民ですが、土曜日の午後6時半といえば「ぐっさん家」です！ 番組が継続する様なので、大変嬉しいです。亡くなられた方のご冥福をお祈りします》《番組当初の空っぽな部屋の頃から観ていました。ぐっさんの人柄が出たいい番組です》など番組ファンからも悲しみの声と共に応援の声が次々と挙がっている。
「山口はこの3月に12年続いていた『にじいろジーン』が終了、全国放送のレギュラー番組が全てなくなりました。出演が減っている理由は、演技力を生かしたコントやモノマネが持ち味である山口が、現在のバラエティ番組の主流であるMCとひな壇芸人たちが内輪ネタで回し合う笑いを好まなかったとも言われています。ただお笑い芸人としてはそのこだわりのために黄色信号が点った状態であることには変わりありません。名古屋ローカルとはいえ、数少ないTVレギュラーである『ぐっさん家』が、不慮の出来事に見舞われたもののすぐに継続が発表され、また視聴者からの熱い応援の声を得たことには、力づけられているのでは」（芸能記者）
これにくじけず新たな“ぐっさん家”から再びファンに笑いと笑顔を届けてほしいものだ。
（柏原廉）
