吉本興業は8月15日、お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。
遠藤は、13日に同じく新型コロナへの感染を発表した極楽とんぼの山本圭壱と、14日に感染が判明した品川庄司の庄司智春らと共に、8日ににYouTube「軍団山本チャンネル」の生配信を敢行。私生活で行動を共にする“軍団山本”のメンバーが立て続けにコロナへ感染する中、ファンの心配は遠藤がレギュラー出演するバラエティ番組「ダウンタウンのガキの使い方やあらへんで!」(日本テレビ系)の共演者へと向けられた。
というのも、「ガキ使」の8月9日の放送回では人気企画「世界のテーブルゲームを遊び尽くせ!」が放送され、ダウンタウンを始め、ココリコ、月亭方正の5名がソーシャルディスタンスもアクリル板も排除した状態でテーブルについていたからだ。しかも、カードゲームのルールをなかなか覚えられない松本に対して、浜田雅功が幾度か頭を直接素手で引っ叩くシーンもあり、かなり密着した撮影方式になっていた。テーブルゲームに興じるという企画が故、なかなか2メートルのソーシャルディスタンスを取ることが難しかったのかもしれないが、その浜田のすぐ真横には今回感染が発表された遠藤が座っていた。
「今回の放送は、直近の収録日である8月5日よりも前に録られた可能性が高いとはいえ、このコロナ禍でアクリル板を設置せず、マスクもフェイスガードも着けず、出演者にテーブルを囲ませて収録したのは、不適切だったかもしれません。SNSでも遠藤から他のメンバーへの感染を心配する声が出ており、『先週のガキ使のテーブルゲーム、皆さん結構密着してたから大丈夫かなぁとは思ったんだけど…。皆さん大丈夫でありますように!!』『ガキ使、全員アウトじゃないの』『テーブルゲーム企画で距離近かったから他の4人も心配』といった反応がありました。日テレ側は遠藤の発症が12日なので、5日の収録は濃厚接触に当たらないとの見解ですが、そもそも遠藤が、8日に行われた軍団山本の生配信現場でもらってきたのか、あるいはそれ以前から感染していたのかは不明。いずれにせよ、バラエティ番組は今一度しっかりとコロナ対策について襟を正すべきかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
改めてその驚異の感染力を知らしめた新型コロナウイルス。やはり当面の間はタレント同士の距離をきちんと設ける必要がありそうだ。
(木村慎吾)