この4月から夕方のニュース番組「Nスタ」(TBS系)のキャスターを務めるタレントのホラン千秋。物怖じしない言動で「毒舌ハーフ」とも称されるが、5月29日の同放送では、若狭勝衆議院議員を攻めまくった。
若狭氏といえば、昨年の東京都知事選で自民党に所属しながら党公認候補ではない小池百合子現都知事を個人的に応援。来る7月2日の都議選でも小池氏率いる「都民ファーストの会」を応援するとして、党幹事長に進退伺を提出している。
その若狭氏が同番組に出演し、「私の信念は都民のための政治」と強調すると、すかさずホランは「国会議員でありながら都政?」と軽いジャブ。若狭氏が「東京都には大きな問題があり、都民に光を当てた政治を続けていかなければならない」と反論しても、「都民ファーストを応援したいと言いながら、進退伺を出して宙ぶらりんな状態にしておくのは信念がそこにあるのかな?と思う人もいる」と攻め手を緩めなかった。
「ホランが言いたかったのは、自民党に反旗を翻して都民ファーストを応援するのなら進退伺ではなく離党届でしょ、ということ。小池都知事も昨年の都議選前に進退伺を出しており、自民党の扱いはいまだ保留中。揃いも揃って相手にゲタを預ける作戦がセコいというわけです」(週刊誌記者)
このホランの一歩も引かない対応に、「同感です!」「自民党籍を抜かないのは卑怯」「若狭は辞職して都議になれ」などと視聴者は激しく同意。結局、この放送から2日後の31日に若狭氏は離党届を提出、「ホランの追及が実った」とも称賛された。
だが、ホランのこうした“上から目線”は今に始まったことではないと芸能記者は言う。
「昨年に放送された『好きか嫌いか言う時間』(TBS系)に出演したときも、ドSっぷりを発揮していましたね。新型電子たばこの路上喫煙の是非を問うテーマで、ホランは『タバコを吸うときの見た目に嫌悪感があるんですよ。もうこれ(吸う仕草)が嫌なんですよ』と喫煙者を徹底的に批判していました」
喫煙条例を公約に掲げる都民ファーストの会にスカウトされるかも?