このところ、自ら「痛いオンナ」というキャラを立て、視聴者の優越感を満足させて人気を得るタレントが増えている。
11月15日放送のトークバラエティ「良かれと思って!」(フジテレビ系)の「独身女性芸能人の結婚できない理由を探らさせていただきます」と題した回に出演した尼神インターの誠子、元プロサッカー選手の丸山桂里奈、タレントの有村藍里、杉原杏璃らは、その典型だろう。
同番組で誠子は、28年間の人生で男性との交際経験ゼロであることを明かし、「キスも全部、ビジネス・キス。芸が弱くなってもいい。結婚したいです」と告白。結婚相手の条件として「年上、落ち着いている、賢い、顔が高橋一生さん」の4点を挙げ、相方の渚に「こいつの結婚できない理由は、自分の見た目」とツッコミを入れさせた。
勝負服はガーリー、本人は三戸なつめを意識しているというが、世間のイメージは「ジャイ子」。そんなわかりやすい調査結果が出ても、なぜかうれしそう。さらに、家賃12万円の東京・中目黒にある自宅マンションを公開し、“いつ男性が来てもいいように”と男物の大きなTシャツと灰皿を用意していると胸を張ってドン引きさせる。もはや“引かせ芸”と言っていいのかもしれない。
一方、「紅白歌合戦」の紅組司会に2年連続で決まった有村架純の姉・有村藍里は、極度のマイナス思考であることをアピール。友人である吉本新喜劇の女優が、「共同の楽屋で藍里が電気を消して真っ暗にして髪をとかしている姿を男性芸人が目撃して、すごく怖がっていた」と暴露すると、「私がこんなところにいていいのかなと思って、いつも邪魔にならないよう気配を消したくて、隅にいるようにしているんです」と語った。
さらに、自分と仲良くしてくれるタレントに対しても「結局、妹に近寄りたいから仲良くしてくれているのかな。男性に限らず、みんなそうだと思ってます」とポツリ。
「有村は、男性とつき合ってもネガティブ過ぎてフラれることが多いと明かし、『定期的に生きることに絶望するんです。自分の全部が嫌になって』と心の闇を披露。また別の番組でもブスと言われるのが嫌でインスタの写真を修整していることを告白しています」(テレビ誌ライター)
自虐ネタも、ここまでくるとお腹いっぱいになりそうだ。