おうち時間の増加で、読書をする時間が増えた家庭が多いと思います。中には、「そろそろいつもの絵本に飽きちゃった……」という子どももいるかもしれません。そんな場合は、次のように絵本の楽しみ方をアレンジしてみましょう。読んで感じるだけでなく、“生み出す”ことを遊びとして取り入れると、創造力を育む知育にもなりますよ。
■ランダムにページを開いて読みつないでみる
普段は1ページ目から順に読んでいる絵本を、ランダムに開いて本文を読み、つなげてみましょう。話が噛み合わなかったり、なぜか自然につながったり、いつもの絵本が全く違うストーリーとして楽しめますよ。文章がつながるかどうかを判断して不自然さに笑ったり、ツッコミを入れたりできると、子どもの考える材料として、またコミュニケーションの種として大活躍します。
■本文を無視して「新しいストーリー」を即興
いつもは絵本に書き込まれている本文を読んでいると思いますが、たまには本文を読まずに、絵を見るだけにしてみましょう。そして、絵を見て得たインスピレーションで、その場でお話を紡ぎます。ママが考えて読み聞かせるもよし、ママがめくる絵を追いながら子どもがお話をのせてもよし。何人かで順番にお話を考えてつなげたり、誰が一番楽しいお話になるか競ったりするのも面白いですよ。
■オリジナル絵本づくり
絵を書いたり、お話を作ったりするのが大好きな子には、オリジナルの絵本づくりがオススメ。頭の中でストーリーを組み立てたり、ストーリーに合った絵を描いたりすることで、考える力を鍛えることができます。1ページを画用紙1枚とし、最後に順番に並べてテープやホッチキスで止めるだけでOK。途中のページを失敗しても書き直しやすいですよ。
1人で取り組んでも、親子でアイデアを出し合いながら完成させても楽しめます。家族で過ごす時間を彩る遊びの1つとして、ぜひ挑戦してみてください。
(Nao Kiyota)