毎日過ごす職場の空気、やる気で満ち溢れているでしょうか? いまはコロナ禍で、不安や焦りといった不穏な空気が流れているかもしれませんね。
ジェイフィール代表取締役の高橋克徳さんとジェイフィール取締役で経営チームメンバーの重光直之さんの共著「ワクワクする職場をつくる。 『良い感情の連鎖』が空気を変える」(実業之日本社刊)によると、組織感情は「イキイキ感情」「あたたか感情」「冷え冷え感情」「ギスギス感情」の4つに分類されるとか。
冷え冷えやギスギスが蔓延している職場はそれほど多くないものの、活力のない前向きなチャレンジができない職場になっているケースが7割もあるそうです。また、あきらめ感が蔓延している職場もあるようです。このように、職場の空気が悪いときはどうすればよいのでしょうか。
ビジネス戦略コンサルタントの鈴木博毅さんの著書「『空気』を変えて思いどおりに人を動かす方法」(マガジンハウス刊)によると、若手とベテランがまったくコミュニケーションをとらない風通しの悪い職場で、社長が「会社や社長の悪口を言う会議」を行うアイデアを発案。
これを実施したところ、若手社員も自由に意見を言える空気になったとか。突飛なアイデアが、凝り固まった社内の空気を動かすことができたというのです。自由で活発な空気を生み出すためには、斬新なアイデアが必要。そうすれば、集団が伸びていくというわけですね。
また、職場の空気が悪い場合は、人間関係が問題であることがほとんどのようです。カスタマーズ・ファースト代表取締役の片桐あいさんの著書「究極の人間関係改善術 職場の『苦手な人』を最強の味方に変える方法」(PHP研究所刊)によれば、自分の職場の人間関係マップを作ってみるといいのだとか。
自分を中心として周囲の人の名前を書き出し、線でつなぎます。そして顔の表情で、相手に持っている感情を表すのです。そうすれば、苦手な人だけが自分の人間関係を支配しているわけではないことに気付くというのです。これで、冷静さを取り戻すことができるそうですよ。
「職場の空気が悪いな」「息苦しいな」と感じたら、ぜひ真正面から取り組んで解決してくださいね。