吉沢亮主演の大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)の第5話が3月14日に放送され、世帯平均視聴率16.2%を記録した。前回より0.7ポイントアップして同時間帯単独首位を2週間ぶりに奪還している。
今回の大河ドラマは「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一がモデル。幕末から明治時代へ、時代の渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追いかける生涯をエネルギッシュに描いている。初回は平均世帯視聴率20.0%と好スタート。第4話で15%台に落ちるも、第5話ですぐに回復して見せた。
高視聴率の秘密は、何と言っても“国宝級イケメン”と呼ばれる吉沢亮の人気だろう。
「2019年の朝ドラ『なつぞら』(NHK)では、ヒロインを演じる広瀬すずが思いを寄せる幼馴染を演じて話題沸騰。今回は、大河ドラマ初出演ながら主役を射止め、評判は上々。今まで大河ドラマを観てこなかった女性ファンも惹きつけ、高視聴率を持続しています」(女性誌記者)
第5話では、栄一(吉沢)の姉・なか(村川絵梨)の縁談が破談になり、ショックから塞ぎ込んでしまうなかを心配して、親戚たちが修験者を呼びお祓いをするという展開。
「修験者をまったく信じない栄一は『口寄せ』と呼ばれる神様を降ろして、お告げを授かる儀式で『口寄せ』の矛盾点を突いて偽物と断定。『こんな得体の知れねぇもんで、一家を惑わすのは金輪際御免被る』とタンカを切り、追い払う場面では視聴者から『吉沢亮さんの演技が爽快!』『こんなに演技が凄いとは。みずみずしいまぶしさは誰でも出せるもんじゃない』など、演技力を称賛するコメントが多数書き込まれています」(芸能ライター)
3月21日放送の第6話でも栄一の八面六臂の活躍が見られそう。そうこうしているうちに、お国は少しずつ揺れ動いてゆき‥‥。
見逃してきた人も、今から追いかけてみてはいかがだろう。
(窪田史朗)