2年目となったコロナ禍で、第一三共ヘルスケアは今年5月、昨年6月に引き続いて全国の20~40代男女300人を対象とした『コロナ禍でのマスク着用と肌に関する調査』を実施しました。
その中で、「昨年の今頃と比較して肌トラブルが増えた気がする」と回答した人は50%、昨年の1.6倍の人が肌トラブルを感じていることが判明したとか。また、「肌が敏感になった気がする」と回答した人も45%と、昨年の約1.4倍となったそうです。
マスクによる肌荒れなどは、より深刻になっているようですね。具体的にマスク着用による肌の悩みについて聞いたところ、圧倒的に「マスク下に感じる蒸れ」と回答した人が多く、85.7%でした。
これについて、ファミリークリニック院長の竹中美恵子さんは、「マスク蒸れが混合肌の悩みを深刻化させている可能性がある」と指摘しています。
汗をかくと毛穴が詰まって、ニキビや吹き出物、あせも、マスクとの接触による皮膚炎が起こりやすくなるのだとか。とはいえ、「蒸れている=水分が足りている」わけではなく、汗が大量に分泌されると皮脂膜やNMF天然保湿因子が汗と一緒に流され、水分が保てず肌内部では乾燥が進み、いわゆるインナードライ肌に偏ることがあるそうです。
対策は、例年以上に保湿ケアを入念にするとともに、マスクの摩擦や汗の刺激でダメージを受けた肌をいたわり、“守るケア”を心掛けるとのこと。ぜひ実践したいものですね。