少年隊の錦織一清と植草克秀が12月14日、「バイキングMORE」に出演。単独インタビューに応じ、ジャニーズ事務所退所を決断した時の心境を語った。
20年末で「少年隊」という屋号を残しつつもジャニーズ事務所を退所した2人。現在、植草は自身の会社を立ち上げて社長に、錦織はフリーとして活動しているという。錦織はジャニーズ事務所を退所した理由として「辞めるのが遅すぎたと思ったから。いればいるほど“老害”になっていくのが悪くてね」と自虐的に語った。退所については10数年前から「割と気になってた」といい、ずっと逡巡していた様子がうかがえた。
ネットではこの告白について《もともとグループ活動なかったし恩義あるジャニーさんも亡くなったし事務所にいる必要性感じなくなったんだろうね》《素敵に歳を重ねていますね。これからも思う存分頑張って下さい。テレビでもっと拝見したいです》《当時の少年隊の動画をたまに見るけど、あのダンスで歌って凄いなってびっくりします》《ニシキがテレビに出てこなくて寂しかったが、舞台とかで活躍してる噂は聞いてたし頑張ってるんだと思ってた。歌も踊りも上手いし喋りも面白いし、またみんなが見られるテレビに出てほしいな》など好意的なコメントが続出。
中には《少年隊のコアなファンはいるし老害ではないと思うけどなぁ》《実力も個性も華もないジャニーズ若手タレントが続々メディア進出するよりも錦織さんみたいな経験豊富で芸がある人をTVで観たい。決して老害ではないですよ》《そんなわけあるかーい! できる人ほどこういうこと言う! 舞台で実物を拝見したことがあります。歌って踊って喋って笑いをとって、超すごい方だと思いました。むしろ地上波に出て歌って踊ってくれないかなとか思ってます》など“老害”発言を否定する声も。
「少年隊は1985年に『仮面舞踏会』でデビューしましたが、それ以前の1982年から音楽番組に単独ユニットとして何度も出演し、1984年に単独ファースト・コンサートを行うなど、パフォーマンスや歌唱力に秀でた実力派ユニットでした。しかし、デビューから23年間続いた主演ミュージカル『PLAYZONE』が後輩に引き継がれて以降は活動を事実上停止していました。
全盛期を知るファンにとっては、今のジャニーズのパフォーマンスは物足りないと思っている人も多く、実際に過去の映像を見ると現在でも通用する見る者を圧倒するパフォーマンスです。そのため錦織の“老害”発言については、擁護の意味で違和感を覚えたのでしょう」(芸能記者)
潔く身を引いた錦織と植草だが、彼らを超えるグループがいつか現れるだろうか。
(柏原廉)