1月22日放送の「土曜スタジオパーク」(NHK)に村田雄浩とともに出演した濱田マリ。2人は放送中のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に深津絵里演じるるいが住み込みで働く、大阪・道頓堀の「竹村クリーニング店」を営む夫婦役で出演しており、ドラマの舞台裏を語った。
興味深いのは、竹村和子を演じる濱田が、実は実家が営むクリーニング店で看板娘だったという事実。ドラマではるいが錠一郎(オダギリジョー)が持参した汚れたシャツに、赤い糸で「宇宙人」と縫い付けていたシーンがあったのだが、針の縫い目が付いてしまうため、視聴者からは「本当に客の服に名前を縫い付けていたのですか?」との質問が。すると濱田は、自身が実家のクリーニング店を手伝っていた頃は、衿元に「ネームタグ」を付けていたと説明。しかし「私がお手伝いをしている時に、同じく現役だった祖母はあれをやっていました、赤い糸で縫い付けて」と実際にやっていたことだと明言。「似たようなワイシャツだったら、もしもネームタグが取れてしまった時に困るやろうということで赤い糸で縫っていた」そう。
実は名前を縫い付ける理由を知らず「お客さん、嫌がるんちゃうかな」と思い、糸切りばさみで切ってしまったことがあったという濱田は、祖母から「なんちゅうことすんねん!」と叱られたと述懐。スタジオの笑いを誘った。
また、実家のクリーニング店で印象的な客はいたかとの質問には「神戸のお嬢様学校に通う娘さんの制服を持ってくるお父さん」と即答。この父親は、娘の夏用制服の白いワンピースを預けにきていたそうで、濱田は「うちのお父さんがアイロンをピシッとかけて渡している」としながら、「お父さんが娘の制服を持ってくるってすごく幸せな感じがする」「(娘さん本人は)見たことないですけど、幸せ者やなって」と語り、「クリーニング屋さんをやっているとそういう楽しみがあるんです。すごい幸せな家庭やなぁ、なんて思ったりして」と、るいがドラマの中で妄想の翼を広げていたのと同じことをしていたと明かした。
「ネット上では『濱田さんがるいちゃんだった時代があるなんて』と驚く声があがっているようです。これぞキャスティングの妙。“縁”を感じた人が多いようです」(女性誌記者)
1月26日放送の「カムカムエヴリバディ」第60話では、るいと錠一郎が結婚。2人は大阪を離れ京都での新生活をスタートさせた。ネット上では「きっと娘のひなたちゃんが産まれたら、るいと錠一郎は竹村夫妻に顔を見せに来るよね」と言われているが、今後が楽しみだ。