あなたは恋人を選ぶとき、外見と内面のどちらを重視していますか?
いつも外見で選んで失敗するという人もいれば、外見なんて関係なく内面しか見ないという人もいるでしょう。では、「イケメンじゃないと嫌!」という人には、どんな心理が隠されているのでしょうか。
■外見のよい人がモテやすい理由
外見がよい人のほうがモテるというのは、一般的に認識されていますよね。これは、外見のよさが性格や内面までもよく見せるという“ハロー効果”が関係しています。
例えば、同じくらいの能力の持ち主でも、いつも清潔感のある服装をしている人のほうが、だらしない恰好をしている人よりも仕事ができそうだなという印象を持ってしまうことってありますよね。人はこのように、知らず知らずのうちに見た目でその人の能力を評価してしまいがちなのです。
■外見重視で恋人を選ぶ人は……
外見で恋人を選ぶ人は、他にも理由があります。それは、イケメンや美人を恋人にすることで、自分自身の評価を上げたいという心理です。
外見がよい人と一緒に街を歩いて羨ましそうな視線を浴びれば、誰だって優越感を得られますよね。また、「あんなイケメンと付き合えるのなら、きっと素晴らしい人なんだろう」と、自分の評価すらも上げられる可能性があるのです。
街で美女と野獣のようなカップルを見たら、多くの人が「あの男性はお金持ちなのかな?」などと憶測を働かせてしまうのではないでしょうか。それは、カップルになるには「お互いに何らかの魅力があるはずだ」という気持ちがあるからです。
恋人の選び方は人それぞれですし、最初は外見で選んだけど相性もピッタリだったということもあるでしょう。最終的には人からどう見られるかではなく、自分がどれくらい幸せなのか。これが重要ではないでしょうか。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。