「ソーメンだけはNG!」猛暑下の不眠を救う 管理栄養士Youtuber直伝“快眠3食材”
「私も数年前は夏になると眠れなくて『なんでかな~』と思っていたことがあるんですね。でも実は快眠には、栄養が大きく関わっているんです」
管理栄養士で適食アドバイザーのあこさんが、8月17日付で自身のYouTubeチャンネル「あこの栄養学チャンネル【女性のための栄養学】」を更新すると、ネット上には「タイムリー!」「だから寝つけなかったのか…」と反響が相次いでいる。動画であこさんが説明する。
「とても重要なことは、食事からトリプトファンを摂るということ。ぐっすりと眠るためには、“睡眠ホルモン”といわれるメラトニンが必要です。このメラトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸から作られているんですね。夏はソーメンだけ、うどんだけ、冷やし中華だけ。そういった炭水化物に偏りやすい食事になります。この影響で必須アミノ酸であるトリプロファンが、なかなか体の中に入ってこなくてメラトニンが作られないということが起こるんです」
さらに、メラトニン生成にはビタミンB群(特にB6)や鉄分も必要。この3要素を豊富に含む代表的な食材が、かつおやレバー(豚、鶏)だ。
「かつおを使ったツナ缶もありますので、ソーメンを食べるときにはツナ缶をプラスするとかして、ぜひトリプトファン、鉄、ビタミンB群を組み合わせていきましょう」
また、トリプトファンが働くためには炭水化物も欠かせない。夜にはご飯茶碗に軽く一杯のご飯(白米、玄米、オートミールでも可)を摂ることをすすめる。さらに、イライラや緊張感を和らげるマグネシウム(海藻、豆腐、納豆、種実類、玄米、発芽玄米、蕎麦)の積極的に取り入れたいという。
お盆明けも猛暑は続き、各地で35℃超えが続出している。熱帯夜で眠れない人は、あこさん推奨の栄養摂取をぜひ実践してみてほしい。
(所ひで/YouTubeライター)
