便利でお得なキャッシュレス決済ですが、すべての人が得を享受できるとは限りません。何気なく使用しているだけだと、逆に損をする可能性も。とくに、次の2つの“落とし穴”には注意しましょう。
■ポイントをもらうための消費をしてしまう
キャッシュレス決済の大きな魅力のひとつが“ポイント還元”です。支払い方法を指定のキャッシュレス決済にするだけでポイント還元が受けられるのですから、利用しない手はないですよね。
でも、ここに大きな落とし穴があることを忘れてはいけません。受け取れるポイントを増やすために予定外の買い物をしてしまいやすく、その結果、受け取れるポイントよりも支払額が大きくなることで「むしろ損した……」というケースが多いのです。
本当にお得なのは、“必要なものだけを購入したときのポイントのみ”だということを認識しておくと、失敗を防ぎやすくなりますよ。
■チャージ金額やポイントには期限がある
キャッシュレス決済用に現金をチャージする場合や、キャッシュレス支払いによって受け取れるポイントには“使用期限”がある場合があります。
これを知らずに、チャージをしたまま長期間使用しなかったり、せっかく受け取ったポイントを貯めたままにしたりすると、気付けば期限が切れて失効し「使えなくなってしまった……」というケースも。受け取ったはずの“お得”を逃してしまうことになりますから、使用ルールや期限についてはあらかじめしっかり確認しておく必要があります。
せっかくの便利な機能ですから、お得な部分は最大限享受できるように工夫したいですよね。「便利に活用したうえで少しも損もしたくない!」という人は、使用中のキャッシュレス決済の状況を確認し、必要に応じて使用する際の戦略を立て直してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)