みなさんは、何歳くらいで結婚するのが“普通”だと思いますか? 2020年のデータによると、男性の平均結婚年齢(初婚年齢)は31.0歳、女性は29.4歳なんだそうです。
確かに、女性は30歳を境に結婚を意識する人が多いですよね。生き方が多様化した令和の現代でも、その傾向はあるようです。とはいえ、「そろそろ結婚したい。だけどチャンスがない」ということもあります。そして、そんな女性にはいくつかの共通点があるように思います。そうしたケースを3つみていきましょう。
■経済的に自立していて、今後もやりたい仕事がある
昔と違って、仕事をバリバリする女性が増えてきました。経済的に自立もしやすくなったため、男性に養ってもらう必要はありません。むしろ、ひとりのほうが自由に生きられるため、婚活の“本気度”が薄れてしまうようです。
口では「結婚したい」と言っている。でも、心の奥底では意外と「今の独身生活が心地いい」と思っている女性は少なくありません。なので、独身の方は「これから自分はどうしたいの?」と、本当の自分の気持ちを確認してもいいかもしれません。いろんな生き方がありますからね。
■自分の両親のもとを離れにくい
出生率が低い中、「3人以上の子供がいる家庭数が減ってきた」「一人っ子の家庭が増えてきた」というデータがあるようです。どちらにしても、一家庭における子供の数が減ってきているということで、この兄弟数の少なさが女性の結婚の妨げになっているのです。
「私がお嫁に行ったら、自分の親やお墓を守る人がいなくなる」という女性は少なくありません。時代とともに女性が活躍するようになってきたものの、いまだに結婚すると苗字を変えるのはほとんどが女性です。だから女性の場合は、環境によって婚期が左右されてしまうのです。
■話し方がヒステリックで、婚活がうまくいかない
婚期が遅れる理由はさまざまですが、ダントツでいえるのは、その人の“話し口調”が原因であることです。
例えば、上から目線で正論を切々と話す。穏やかそうに見えるけれど人の話を遮って持論を展開、そこを指摘されるとヒステリックに相手を攻撃する。しかも、自分が悪いとは微塵も思わない……。そういうタイプの人です。
これは、ひとりでずっと過ごすうちに陥りがちな“落とし穴”。どんどんマイペースが激しくなり、他人と相容れない性質になっているのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中。