お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功が6月28日、レギュラー番組「ごぶごぶ」(MBS)に出演。24時間テレビ歴代パーソナリティからダウンタウンの名前が消されている疑惑について語った。
この日の放送は女優の観月ありさがゲスト。浜田は、オープニングのトークで観月に「日テレで“24時間”一緒にやったじゃないですか」と振りつつ、何年か後に「24時間テレビ」を取り上げていた新聞記事を見ていたら歴代パーソナリティの欄に観月の名前はあったがダウンタウンの名前が載っていなかったと明かした。
「なんで!?」と驚く観月に対して浜田は、「いろいろ聞いたら、過去いちばん苦情があったんやって。夜中にいろいろやりすぎて」と、理由を明かしつつ、「だから、あんただけやねん、あの年は。観月ありさがメインパーソナリティ。俺らも一緒にやってたのよ。俺らの名前一切入ってない!」と嘆いた。
観月が一緒にポスター撮影したことを回想すると、浜田も「全部一緒にやってんで。朝方もフラフラになりながら」と同調。「なんで俺らの名前載ってないねん!」と再び嘆きつつ、「君に言ってもしゃあないけど。毎年出てくるんですよ、過去のパーソナリティの名前が。だから、ご本人には絶対伝えておきたいって」と明かした。
ネット上では、《ダウンタウンの回は面白かったけどなぁ。今の感覚だとNGだらけだろうけど》《むしろこの年しか観てないわ。夜中の時間帯めちゃくちゃ面白かった。あと視聴者からの手紙で2人とも涙ぐんでたの覚えてる》《でもこの年から視聴率めっちゃ上がったんだよねw》など当時を思い出す人が続出。中には《怖いね、クレーマー》《苦情があったからって歴代から消されるの?》《人の記憶は消せないのにこんなことをする日テレ、いじめっぽい》などの声もあった。
「ダウンタウンが『24時間テレビ』でパーソナリティを務めたのは1992年放送の第15回。当時、『24時間テレビ』は1978年の第1回こそ平均視聴率15.6%と高い数字を出していましたが、その後はジリ貧状態となり、1991年の第14回では6.6%まで落ち込んでいました。そこで日テレは従来のチャリティを前面に押し出した真面目路線からエンタメ路線に番組方針を転換。メインパーソナリティにダウンタウンを起用し、いまやエンディング曲の定番となったテーマソング『サライ』をオンエア中に制作。名物企画のチャリティマラソンもこの年にスタートしました」(芸能記者)
日テレにとっては、過激なトークや浜田の激しいツッコミなどが人気だったダウンタウンの起用は冒険だったはず。
「実際に浜田の言うとおり、深夜帯のお笑い中心の企画では視聴者から抗議が殺到しましたが、終盤はダウンタウンの2人も感動の涙をこらえるような場面が見られたこともあってか、平均視聴率は17.2%と過去最高を記録。05年に破られるまで歴代1位となりました。
『名前が消されている』疑惑は浜田が見たという新聞ではそうだったかもしれませんが、番組の公式サイトには歴代パーソナリティを紹介するページで番組パーソナリティとしてダウンタウン、チャリティーパーソナリティとして観月が記載されています。少なくとも日テレの意向で消されたということではなさそうです」(前出・芸能記者)
これで浜田もひと安心?
(柏原廉)